アラフィフ、大学院生活を楽しんでみる

中年クライシス真っ只中の社会人大学院生。現在博士課程1年目。自閉症とコミュニケーションについて研究中。転勤族家族なので、日本中がホームタウンのつもり。仕事はパートタイムで、消費生活系相談員してます。コメント大歓迎です。

頭痛もちのアナタへ。主婦のためのマインドフルネス、気楽に使ってみよう

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「頭にきた! こんなことやってられるか!」

 

と叫んでしまうことはありませんか。こういう気持ちが激高したときって、そのままほっておくと本当に人生投げちゃうことがあるのです。特にね、主婦業やっているととてもきっかけはささいなことなのに、なぜか心の炎が大火事に発展しちゃうことあるのです。

 

でも待って。とても簡単な方法で自分を取り戻すことが出来ます。

 

今日お話しすることは、大学院で実際に自分がワークしてみて効果を感じたものです。4月から新年度が始まり、そろそろ自分の本当にやりたい事がうすら~っとでも見えてきた方で、かつ、焦りを感じてる人いらっしゃいますか。そういう場合ぜひやってみてくださいね。

 

自分を取り戻す「と思った」ワーク

私たち普通の何気ない日常の中で、自分の明確な意思ではなくて何となくふと心に浮かんだ雑多な思いに、「体を乗っ取られてしまう」ことがあるのです。

 

それがポジティブで楽しい浮かびなら、全く持って害にはなりません。ところが、お天気の影響とか体調の悪化などがあると、あっという間にすごくネガティブな発想に傾いちゃうことあるのです。

 

例えばね

◇自分は悪くないのに、夫ときたら~とか

◇なんて私はダメな人間なんだろう~とか

◇また子どもにあたってしまった、ああ~とか

◇むかつく! もう切れる寸前よ! とか

 

こういう時にね、そのままにしておくと、大変なことになってしまうことが多々あります。なぜか不愉快な気持ちというのは、いとも簡単にふくれ上がるのですねえ。そうなんです、イモづる式に過去の嫌な気分まで引っ張ってきてしまうのです。

 

こういう時には、意識してその悪循環のチェーンをパチンと切るといいんですよ。

 

そのワーク、名付けて「と思った」作戦。はいすごく簡単です。やってみたいですか?いまとっても流行りのマインドフルネスの手法になります。

 

私が習ってきたのは、心理療法にマインドフルネスを利用しかつ大学で最先端の研究もされている先生からですので、信頼おける方法です。自分に気がつく、自分のありのままをじっと見つめる方法です。

 

でもこれが、劇的に人生の質を変えますよ。

 

方法は簡単。ふと心に思ったことに、毎回「……と思った」と付け加えるのです。ただそれだけです。

 

◇「げ、もうやってられない……と思った」とか。

◇「もう私って、未来はないのよ……と思った」とかですね。

 

このね、自分の頭の中になんの予兆もなく勝手に湧き上がってくる思考=自動思考と私たちは呼んでいますが、これに自分を乗っ取られることが続くと、自分が苦しくなる寸法なのです。

 

勝手に浮かんだものを、評価してしまうから落ち込んでしまうのです。ちょっとネガティブな思考が湧いてくると、打ち消さなければとやっきになるようです。どうしても日本人というか日本社会って「ポジティブな思考でなければならない」しばりがあるようです。

 

ポジティブでもネガティブでも、思考そのものにはまったく罪がないの。ただ、ああ、今自分の頭の中にそういう感情が流れたのだなと気がつくだけでいいのです。

 

「ふ~ん、ワタシって今そう思ったんだ」で、終了。不思議とね、このワークを気がついた時に繰り返し練習しておくだけで、ものすごく日常が良くなります。

 

私の場合のお話をしましょう。あまりにも個人的な体験なので、まあ話半分に聞いておいてください。

 

実は私、すごーく頭痛もちな人なのです。体に疾患があるわけではなくて、私のようなタイプは脳の新皮質の部分が過剰に反応して「痛みを想像している」タイプと思います。悩みすぎる人に多いタイプなんだろうなと思うのです。その証拠に体がガチガチなんです。体全体に余分な力を入れて生きているからなのでしょうね。

 

あれこれ考えすぎて脳が飽和してるんでしょうね。でも勉強していて頭痛はしません。どちらかというと日常は暇でボーっとしている時、つまり自動思考に頭が乗っ取られているときに起こるようです。

 

ところがですね、この「……と思った」ワークをここしばらくずっとしていますが、驚くほどすごい勢いで頭痛減りました。なんというかな、自動思考で浮かんで来た思考が、チョキっと切りとられて、そのまま私を闇の世界へ連れて行かなくなってしまったからでしょうね。

 

そうすると、お困り感が目に見えて減ります。どんなことに直面しても、「ああ、ワタシそう思ったんだね」で終了。評価も判断もしなければ、ダメな自分に酔うこともありません。

 

私は割とアクティブに動いていても、心がぽきっと折れやすい人だったのです。白か黒かはっきりしたい! タイプだったのです。でもね、もうそういう自分と少しずつ距離を置けるかもしれません。どんな状況にあっても、それこそ柳のようにふわりとストレスの矢をよけることができるようになるだろうなと思います。

 

どうです。一緒に「……と思った」ワークやってみませんか。うふふ。今度アナタに合う時に、お互いワークをやってみた感想を報告しあえるといいなあ。

 

もしこういうストレス対処法がいっぱい知りたいわという方が多ければ、近いうちに良いご本紹介しましょうね。どうかな。私が見たものを一緒に楽しんでくださるアナタなら、きっと楽しいと思ってくれるとは思います。

 

今日も一日自分を楽しませる行動をしましょう! ではまたね。