アラフィフ、大学院生活を楽しんでみる

中年クライシス真っ只中の社会人大学院生。現在博士課程1年目。自閉症とコミュニケーションについて研究中。転勤族家族なので、日本中がホームタウンのつもり。仕事はパートタイムで、消費生活系相談員してます。コメント大歓迎です。

次につながる生き方で力を発揮するのは、やっぱり手帳

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春ですね~。

本日つい先ほど、素敵で面白い方々とお話してきました。

子ども達の未来を拓く事業を始めようとしていらっしゃるようです。

お話を伺っていると、なるほどそういう視点は重要だと思うことが、満載でした。

帰り道の車の中で、ふと思いついたことがありましたので、今日はそのことについてシェアーしようと思います。

 

自分の現在地と目的地とをつなぐナビゲーター

最近の私は、発達障害の子ども達の「いかに選択の幅を広げるか」のお手伝いをしています。お手伝いですので私自身は道案内に過ぎず、彼ら自身がつるはしを持って、道を作る作業をしなければなりません。

 

そういう現場にいますと、ものすごくたくさんのことが見えてきます。

ええ。それまでスルーしていても良かったことを、真正面から見据えなければなりません。

 

支援者がまず自分をモニタリングできているかが、トコトン重要になってきます。

発達障害のお子さんのうちの一定数は、「自分をモニタリング」がとても難しいようです。特に「会話の間合い・タイミング」とか、注意を相手に向けるとか、なかなかハードルが高いように見受けられます。

 

自分の現在地を、気分の変動の影響でいとも簡単に見失いがちな子どもです。

そうなると、未来の目的地を設定しても、なかなか足を進めることが出来にくくなりますよね。

 

子ども達に、現在地の見つめ方や未来への道の描き方を伝えようとするとね。

指導者ポジションの人がもし、その方法を使いこなしている人でなければ、いっしょに迷ってしましますものね。

 

いかに私という人間を、私がチェックし、評価し、見つめながら行動していくかが重要になってくるのは、もう明白です。

 

これは書くのは簡単ですが、なかなかに難しい作業なんです。

どんな人間も、その場面場面では自分を冷静に見ることは出来にくいの。だって、現実に起こっていることを、ビデオ撮影するように事実だけを見るのは、心の動きが邪魔をしてしまうからです。

 

感情が波だつ、つまり、嬉しかったり悲しかったりのふり幅が大きいと、見ているようでも見えていないことがたくさん出てきます。

或は、自分の色メガネの色が濃くなって、見たいようにしか見られなくなってしまいます。

だから私は、トレーニングをさせてもらえる場所(大学院や実際の支援施設)で、見つめ方のトレーニングをさせてもらっているところなんです。こういうことはもう、経験を積むしかないなと思っています。

 

面白いことにね。

子ども達のかかわりから、ふと自分の人生を考えたときに、クリアになったことがあります。

 

この自分を見つめる目のこと。

そういえばと思い出したことがあります。

 

私の人生には、この自分を見つめる目として最高の友があったのです。

動き出すことができたのも、それがあったからです。

 

行動し始めた原点にあったのは、私の場合、一冊の手帳でした。

自分がやりたいことを記入し、自分が好きな色で塗って、自分の気に入っているカラーで埋め尽くされた手帳でした。

 

今帰宅して、ふと思い立って、過去数年分の月間マンスリーを見て見ました。

この4月から、こんなに予定が埋まっている。では以前のものは? というと、昔のものほど空き時間でスッカスカ。

 

面白いなと思います。

しかも、その忙しい状態であるにもかかわらず、「自分がこうなりたいと望んでいたこと」で時間が埋め尽くされているのです。

 

次のブログでは、とても久しぶりになりますが、私の月間予定の変化を皆さんにお見せしたいなと思います。(今日夕方になるかな? 明日の朝になるかな?)

手帳はね、現在地をきっちりと映し出してくれる本当にいい友達なんだと思います。

 

手帳自体が、魔法をかけてくれるんじゃない。それは事実。

でも、手帳があるからこそ、数年前には魔術レベルの生き方としか思えなかったことも、実現できる。なぜなら、どんな時も、自分を自分でモニターし続けているから。自分の針路を描く地図を、自分で描き続けていることになるから。

これこそが、次につながる生き方の真実なのだと思います。