心の引き出しに余分なものを入れないと、なぜかダイエットできるようです
昨日ふと気がついて、久しぶりに体重計に乗ってみました。そこで出会ったのは、数字よりも驚愕の真実でした。
そういえば皆さん、体重計の性格って知っていますか。はい、正確の打ち間違いではなくて性格です。彼らはとてもさみしがり屋で、かまってくれない人にはすねるんです。
毎日乗っていると喜んで数字を少なくしてくれるのですが、たまに乗るだけの人には増やしてくれます。おとぼけしてくれるかわいいやつらです。
私の家の体重計は、いっつも私に増加した数字を見せてくれる子だったのです。ところが、今回あれ?ダイエットしてないのに、減り傾向ではありませんか。私は普段お菓子魔人な人ですが、そういえばむやみやたらな間食が減っているかもねと思いました。
心の引き出しに余分なものを入れないと、変わりますよ!
体重が減ったのは、忙しすぎるから? と言われるかもしれませんが、事実は違うかなと思います。5月の中頃までは確かに、仕事終了→大学院まで走る→平日はほぼ毎日2コマ受講→土日もなにかある状態でした。でもその間は、体重全く変化なしでした。
でもこの間、大学院で学びがスタートした心理学の授業の内容を実践することで、どんどん自分の心が落ち着いてきているのが感じられてはいました。その効果が出てきたのがここ1週間ぐらいなのだろうと思われるのです。
私が先日ご紹介した「……と思った!」について皆さんご記憶にあります?
そうそう、↑ この記事です。ここにやり方書いておきましたから、未読の方はぜひ。
人生って山あり谷ありで、そうそう毎日人とのコミュニケーションが絶好調に進むというわけでもありません。職場での作業で失敗したかなと落ち込んでしまうことも、当然何度もあります。そういう時には、頭の中でぐるぐると自動思考が湧き出てきますので、最近は私、必ずこの記事で書いたように「……と思った!」と繰り返しています。
今では、「……と思った!」ワークを4週間ぐらい続けていることになります。時間を追って私の変化をみてみましょう。
◇一週間目 脈拍がスムーズにゆっくりになってきている気がする
◇二週間目 明らかに笑顔で一日中過ごせるようになってきている
◇三週間目 家の横っちょのスーパーで、駄菓子を買い込む量が激減した
◇四週間目 いくばくか体重減
はい、やっぱり私の場合、お腹すいたからお菓子を食べていたのではなくて、脳が食べていたということがよくわかります。
こういう時の食べ方は、目で味わっていません。目は本を読んでいたり、テレビを見ています。食べのもの顔を見ないで、手で自動的におやつを口に放り込んで、味わいもせずガリガリと食べているから、良くないのです。
脳の活動のためにエネルギー補給はいりますが、栄養として脳は食べてなかったのです。じぶんの頭の中に勝手に湧き上がる「私ってダメな女」という映像が、おやつを過剰に欲しがっていたのです。まさに心のすき間を埋める食べたかだったのでしょうね。
心の中から、余分な思考や過剰な欲望というタイプのおもりがなくなると、目で見て香をかいで食感を楽しんで食べることが出来るようになるようです。
本当に目の前になにか敵が存在するわけではなく、ただ心がビジーな時は要注意。仮想の敵に対して、「認められたい、逃げたい、やっつけたい、先に行きたい」とけんかを吹っ掛けているときは、豊かさを味わうことは出来ないのです。
心に余裕を持てばよいとは、ずっと聞いていました。でもその話を聞いても、私は今までずっと勉強不足で、では実際にどのようにやればいいのかピンとは来てなかったのです。
瞑想しようにも、バカスカ余分な自動思考が頭の中にもくもく湧き上がってきていましたからね。そういうものが、過去の失敗などを芋づる式に引っ張ってきて、心の引き出しがあふれちゃっていたのですね。
でももう大丈夫。毎回「……と思った!」と付け加えることで、自分の体の中から自分を見るのではなくて、自分の頭の外から自分の思考を眺めることが出来るようになりました。
そうすると、自分を見ながら「ああ、心の引き出しあふれかえっているわ、もう余分なことは考えるのをやめてやるべきことに集中したほうがいいな」とわかるようになります。客観的に自分を見ることが、どんどん楽になってきます。人からの批判や注意も、事実と感情を切り離して考えられるようになるので、聞いても心がパンクしそうになることは減ってきましたよ。
どうです、もし私と同じように女性のお年頃で心の不安定さから過食気味になっている方。一緒に「……と思った」ワークやってみませんか。きっとアナタも、自分本来の一番リズムの取れる自状態に戻ることが出来るようになりますよ。