アラフィフ、大学院生活を楽しんでみる

中年クライシス真っ只中の社会人大学院生。現在博士課程1年目。自閉症とコミュニケーションについて研究中。転勤族家族なので、日本中がホームタウンのつもり。仕事はパートタイムで、消費生活系相談員してます。コメント大歓迎です。

欲しいモノが自動的に届くようになるために、今の自分が出来ること

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欲しいモノが自動的に自分の元に運ばれてきたら。なんて素敵だと思いませんか。

 

とてもありえないことだと、以前の私は思っていたのです。そういうミラクルなことは、よほど恵まれた人にしか起こらないことだと考えていました。

 

でも最近の私、もしかしてとても単純なことで、誰にでもできる簡単なことなのだと思うようになりました。なぜ思考が変化したのですかって? 今日は私のちょっとした経験からのお話です。

 

美味しいモノ好きなものを言っておく

先日のことです。大学院の授業が終わって、大急ぎでスーパーマーケットに駆け込みました。お総菜売り場やパン売り場には、閉店間際で価格オフになったものがいくつか並んでいました。

 

空腹に耐えきれない気持ちの私、ついお総菜パンの詰め合わせに手を伸ばしたのです。5種類ぐらいのパンが無造作に詰め込まれていました。

 

お夕飯用のお野菜や翌日のお弁当向けの食材も買い込み、意気揚々と帰宅しました。私とほぼ同時刻に帰宅した息子くん、机の上のパンに目を止めて開口一番にこういいました。「うわ~、僕、カレーパン好きなんだよね!」

 

母ちゃんびっくり。息子ちゃん御年17歳、彼がカレーパン好きだなんてこの瞬間まで知らなかったのです。そうなのね、好きなら今度から意識的にカレーパン入りを選んでくるわ~と思いました。

 

そう言えば似たようなシチュエーションが、10年ほど前にありました。連れ合い君と結婚して10年くらいたったころの事、たまたま彼の実家に遊びに行っていた日の夜の事です。

 

私がお食事当番で、たいしたものは作れないからとマーボー豆腐で食卓をごまかそうとしました。夕食のテーブルのセッティングが終わって家族が集まり、夫の親族がこういったのです。「ああ、○○(夫の名前)は、マーボー豆腐好きだものね」と。

 

その時も驚天動地です。だってハトに豆鉄砲レベルの状態ですよ!10年一緒に生きていて、全く知らなかった事実! どうしてくれましょう。

 

あとで連れ合い君に詰め寄りましたが、彼はあまり食にこだわらない人なので、なぜ私がプンスカしているのか理解できなかったようです。うふふ。でもその後、困ったときはマーボー豆腐ということで、我が家はとても平和になりました。あ、でもお食事メニューが毎日のように同じだとかえって嫌いになっちゃいますので、適度がよろしいですがね。

 

さて、今のお話でもう何となく伝わりましたよね。そうなのです。好きなものは「好き」と言っておけば、これから先は自動的にお届けされる仕組みが出来上がってしまうのです。

 

基本人って、なにか目の前の人に役立つことをしたいのです。特に料理とか作る場合とか、プレゼントをお持ちする場合、その方に喜んでほしくてする部分が大きいと思うのです。いかがですか? 思い当たる感じしますか。

 

幸運とかラッキーとか呼ばれるものも、実はすべて「自分にとって関わり合いのある方が、自分のことを覚えておいて、わざわざ運んできてくれる」ものだと思うのです。お金であっても、人脈であっても、プレゼントであってもすべては人の手を通ってやってきます。

 

ワタシという人が、こういうものを欲しがっていると知ってる人から、届けられる素敵なものなのです。虚空から湧き上がって降ってくるものではないのです。

 

だからね。意を決していつでもどこでも「自分の好きなものに出会ったら、喜びを表現する」っていうのは、大正解だと思うのです。

 

手に入れられないからといってイソップ童話の狐のように、「あのブドウは酸っぱいにちがいない!」ってすねているのは、良い戦略ではありません。ああ、美味しそう~っ欲しいよ~って騒いでいた方が、手に入る確率高くなりますものね。誰か背の高い人が通りかかる可能性だって否定できないのですもの。

 

好きな事、やりたい事、なんでも表明しましょう。言っておくのです、そうすれば誰かの記憶の中にアナタが格納されて、その記憶がいずれ花開いてプレゼントに化けるかもしれませんから。