アラフィフ、大学院生活を楽しんでみる

中年クライシス真っ只中の社会人大学院生。現在博士課程1年目。自閉症とコミュニケーションについて研究中。転勤族家族なので、日本中がホームタウンのつもり。仕事はパートタイムで、消費生活系相談員してます。コメント大歓迎です。

「小さな違和感」を大事にするから、手帳術思考はやっぱり楽。

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「小さな違和感のうちに手を打つことは、人生の流れを良くするのねえ」と、相談業務のお仕事をしていると、毎日のように思います。

 

これね、手帳術で私が一番重要視していたことなのです。今日は、手帳術流の思考から透かして見える、人生のトラブルの乗り越え方のお話です。

 

夏は、カカカです。出るのです奴が。

5月に入って、気温が一気に上昇しましたね。そうなると、我が家の周りに出るのです。ヤツが。ええ。昨夜ついに、我が家にも出たのです!

 

寝入りばなにどこからともなく「ぷ~ん」という、かすかな羽音を響かせてヤツが来る。そうです。蚊です。あの小さな音をキャッチすると、家族誰もがガバっと起き上ります。あれほどかすかな音なのに、誰も無視することはできません。面白いなと思います。

 

小さな違和感ほど、実は体に与える影響が大きいのではないかなと、私はひそかに思っています。あまりにもかすかで、気にしないでおこうとしても「え?なんだろうこの違和感」と思ったら、とても寝る事も出来ません。

 

多分ね、日常生活でも同じことが起こっているのだと思います。小さな違和感であればあるほど無視できるように思うのですが、事実は逆。心にとげのように刺さっていることが良くあります。

 

とげは小さなうちに撤去するのが、鉄則です。違和感もできるだけ小さなうちに取り去るのが良いですよ。

 

違和感て、実はだんだん大きくなりやすいのです。この心の不具合って、育っていっている間は人ってなぜか無関心になってしまうようです。そしてもう動かせないほど大きくなってしまった後に、ふとその存在が重しになってしまい、今度は動かせないのに動かそうとするから大事になるという寸法です。

 

例えば相談業務で、いろんな方の様々なお悩みの話を聞いていても、流れが全く同じなのです。人間て誰でもすごい能力があって、必ず自分にとっての違和感をキチンと察知しているようです。蚊と対峙している時の自分と同じです。能力がせっかく備わっているのだから、使った方がいいなと思うのです。

 

小さな違和感のうちにその道のプロに相談するというのは、人生を大きく良い方向へ動かしますよ。客観的に自分の置かれている状況を分析してくれる人に、話の整理を手伝ってもらうといいと思います。

 

どんなにプロに状況整理を手伝ってもらっても、最終的に自分が動かなければ、事態は一つも変わりません。逆に考えれば、自分が何かのアクションを起こせば、大きく事件は動くということなのです。

 

この違和感を排除するために、自分は何が出来るかな? どう行動したら、心のもやもやが消えるかな? と毎回自分に聞いてみてください。

 

人生の流れが悪くなると、想定外の方向から自分が思いもしないほど大きなトラブルが転がってくることがあるようなのです。でもそのお悩みの塊、小さなうちにちゃんと自分の手足を使って踏みつぶしてぺっちゃんこにしておくことは出来るのです。

 

小さな違和感、なにかモスキート音のような人生の軋みを感じたら、即座に手を打ちましょう。すべてをリセットしようとしたり、流れを完全に止めて大掃除しようとすると、実は膨大な時間がかかるか、信じられないくらいお金がかかるか、あるいはその両方必要になるかです。

 

流れをせき止める小さな石を自分の手で拾い上げてしまえばよいのです。違和感に気づく生活が大事ということになりますよね。

 

流れを止めないこと。それが一番人生の荒波を乗りこなす術のような気がします。