アラフィフ、大学院生活を楽しんでみる

中年クライシス真っ只中の社会人大学院生。現在博士課程1年目。自閉症とコミュニケーションについて研究中。転勤族家族なので、日本中がホームタウンのつもり。仕事はパートタイムで、消費生活系相談員してます。コメント大歓迎です。

幸せになるための思考方法は、「ドリフの大爆笑」方式

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さて今日の読者の皆様の中で、ドリフと聞いてすぐ「8時だ!全員集合なのよ~」と思う方、どれぐらいいらっしゃいますかね。

 

ふっふっふ。浮かんだあなたは、私と同類の昭和な人ですね。ウェルカム昭和びと~。あ、逃げないで。今日の話は聞いてソンはありませんから是非お立ち寄りください。

 

ハーバード流でドリフをやってみる!

最近大学院で、遺伝子生物学や医学と並行して発達臨床心理も学んでいます。(この一週間は連休と基幹大学の学園祭だとかでお休みなのですが。)臨床心理系の授業がこれまた面白くて、早く次の回が来ないかなと心待ちにしております。

 

興味が出てきますと人間て不思議なことに、図書館に行っても今までたいして見向きもしなかった心理アプローチ関係の本に、自然と手が伸びるようになります。

 

図書館で拾ってきた本を何冊か読み進めると、以外な事実に突き当たります。ドリフターズの全員集合でやっていたコント、切り替え方式が、まさに不安を希望に変えるレッスンそのままなのです。ええ? ホント? と思いますでしょ。本当です。

 

最近の心理療法は、脳科学でものすごく裏付けがされています。MRIのような医療器具が出来てきたからでしょうね。実は、人は不安を感じ取る脳の部位があって、一度不安に陥ると、見事に次から次へと「危ない、やめとけ、逃げろ」のシグナルを発し続けるのです。

 

不安はやっかいなものなのです。目の前の人のかすかな表情の変化で、自分でも知らない間に不安が伝染していくというシステムのようです。

 

自分がどちらかと言うと「ネガティブ思考」タイプの人間だと思う方。ここで人生を諦める必要はさらっさらありません。ちゃんとトレーニングの方法があるのです。もちろん、使いこなせるまでトレーニングは必要ですが。

 

それこそ「ドリフ方式」、具体的に言いますと「次行ってみよう~!」です。不安のネガティブループに入りそうになったときに、見事に心を切り替えてくれる魔法の言葉。それこそが「次いこ、次!」です。

 

ドリフのコントでよくありましたよね。志村けんのコントがオチを迎えなにかやらかした直後、上から水がざばーっと降ってきたり、でっかいタライがご~んと落ちてくる。そうするといかりやさんが「次いこ!つぎ」と掛け声をかけると、舞台装置ががらがらっと瞬時に入れ替わる。あれです、まさにこの場面です。

 

私もやってみました。この「次行ってみよう、次」作戦、本当に心がぱしっと切り替わります。ポイントは声に出して、自分に聞こえる大きさで言うことです。鮮やかですよその効果。

 

難しいことを書きますとね。(あ、アナタなら難しくないと思いますが)たったこの数語の言葉が耳に届き、脳に伝わって脳がええ? 何だろう? と動き始めることが大事なのです。脳の前頭頭頂葉が言葉の意味を処理しようとして、ぐるぐると回転を始めます。と、そこに血流がば~っと流れましてね、不安な妄想に集中していられなくなるようです。

 

あ、それ以外にも、実は志村とカトちゃんの白鳥ダンス? も、私たちインストラクターから見ると、なんとすごい動きだと思うのです。このダンスを使えば、そりゃ脳も活性化するわなと思わざるを得ません。当時は「見せたくない番組」だったはずですが、いや~なんのなんの、あのダンスやっていた方が明らかに脳活性化して子どもは頭良くなるなと、今の私は分析しております。このダンスについて、もし知りたければぜひ私と会った時に直接お聞きくださいね。

 

普段の生活の中で自分でこころを切り替えるのに、難しいことは一切必要ないのです。ただ「次はこれをやってみよう」と思うだけで、全く心の在り方が変わります。医療的なケアが必要なレベルまで落ちてしまったのなら、もちろん躊躇なく専門家の手を借りてください。(医師とか心理士の方々はそのために修行積んでいらっしゃいますので)そうでなくて、自分が今はわりと幸せなはずなのだけれども、ついネガティブ思考にとらわれてしまうかなという時には、ドリフ作戦は本当に効果的です。

 

「次やってみよう」って考えるのは、本当に良いです。脳に余分な負担がほとんどかかりません。楽しい計画を立てれば表情も明るくなりますし、結果、眉間のたてジワが減りますので、美貌アップです。脳の不安ループが途切れれば、体の動きも軽やかになりますので、当然ダイエットも楽になってくるでしょう。そう考えると、ドリフのコントはいろいろな意味で偉大だったなと思いますよ。

 

笑う門には福来るは、真実ですものね。私も、この次の旅行の計画を考え始めただけで、一度に心がウキウキしだしましたもの。実は私ここ数か月沈んだ気持ちだったのです。息子ちゃんがもう家族旅行拒否宣言出してるのでね。旅行こそが結婚後の私の人生の最大の楽しみだったのです。とても沈んだ気持ちだったのですが、この「次いこ、次」作戦を自分にしてみたら、あれあれと言う間に突破口発見。

 

そうなのですよ、息子ちゃんは自分がしたいコトがあるし、だいたいもう親といるより友達といる方が楽しいでしょうし。それを親としては応援すればいい。私たちがそのムーブメントに引っ張られる必要はないわけです。

 

ふふふ、ならば彼を大都市のどこかの夏期講習にでも突っ込んどいて、私たちはぴょいっと旅立てばよいのです。なんだ~悩む必要はなかったなです。誰にとってもウィンウィンな計画は立てられるのですものね。もちろん、本当に可能かどうか実現できるのかはまだ未知数です。でも、計画を立てて妄想旅行している分にはコストゼロです。

 

コストゼロ。すごく有効! さてドリフ作戦、アナタにとって有効かどうかぜひお試しくださいませ。ご報告お待ちしておりますよ。