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アトリエのちいさな窓から見た景色

転勤族家族なので、日本中が出没区域。小鳥ラブ。お料理と読書が最高に好き。海外旅行は人生の燃料。表の顔は、消費生活系・法律系の問題解決ご案内人。弁護士先生の知り合い増えてきました。裏の顔は、社会人大学院生。博士課程の1年目。専門は小児発達学。自閉症とコミュニケーションについて研究中。コメント大歓迎です。

「笑顔の一つでも多い方へ」は、どこでも通用する思想でした

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昨夜は大学院の歓送迎会でした。あまりにもそこで見聞きした話が今まで生きてきた世界と違うので、驚くしかありません。そして驚愕した分、余計に楽しさを感じました。

 

本当に上には上がいて、果てしなく学びの道は遠くへ続くのだという印象です。

 

朝7時半の憂鬱

私の所属する大学院はとても変わったシステムで、センターが医学部キャンパスに設置されています。だから私も、毎日えっちらおっちら、医学棟へ通っているのです。

 

私の担当教官も、今年度からセンター専属の教授ということで、センターに移ってこられたのですが、そこでとても驚かれたことがあったそうです。

 

教授、普段からとても朝早く活動されていましてね。以前から私のところへくるメールはだいたい朝8時前でした。お聞きすると、朝7時半には研究室スタートされているとのことで、それだけでも脱帽の気持ちだったのです。

 

ところがです。教授、朝7時半に学校に来ると、すでに医学教育棟に近い駐車場は先客がわんさかだそうです。それで今日の歓送迎会でそのことを他の教授陣にお尋ねになっていたのです。

 

医学部の先生方、口々にこうおっしゃるのです。「外科は6時ごろには当たり前に動いてるよ」とか。「○○先生はいつもメールを5時半には出すよね」とか。夜も夜中まで、どの研究室も煌々と灯りがついてるにもかかわらずです。超人としか言いようがありません。

 

どの先生方もね、どれだけやってもやっぱり、研究には果てが見えないのだそうです。そしてこれだけやっても! 興味関心は尽きないともおっしゃいます。そういう人々が、日本の医学研究を引っ張って動いてるのです。研究のお話をしていただくときは皆さん「よくぞ聞いてくれました」状態で、にこにことお話になります。

 

授業を受けていても、先生方の並ではない生き方を実感します。

 

授業の数日前には、当日使うスライドがメール配信されてきますので、毎回プリントアウトして学校に持って行きます。毎時間7枚~10枚プリントアウトしているので、すでに買い置きの真新しいコピー用紙が半分以上消えました。プリンターのインクも一度入れ替えました。まあここまでは、当初の予想内でした。

 

驚きはこの先にあります。

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いくぶん不鮮明で申し訳ないのですが、この写真、私が講義中に使用している4色ボールペンです。パイロットのHI-TEC-C COLET-4という名前です。自分の好きなカラーを自由に組み合わせることが出来ます。4色装備なので、芯は少し細めではあります。

 

実はですね、このペン、授業が始まって1~2週間弱で、次々に色が使い果たされていくのです。先週は赤色が消えてしまいました。入れ替えても、また昨日使い果たしましたし。おそらく今日には、青と緑が無くなってしまいかねない状況です。

 

教授方、どの先生も一時間半しゃべりっぱなし。珠玉と言っていいほど、すごい内容ばかりなのです。最先端の研究の結果を続々織り込んでお話されます。

 

30年前に生物の授業でやったことと、基本は確かに同じなのですが、内容が濃いのです。プリントアウトした用紙に、必死で書いて描いての繰り返し。でもまさか、一週間ほどでボールペンのカラーインクが消えてしまうだなんてね。

 

でも今日、自己紹介のときにその話をしましたら、1学年上2学年上の方がたから、同意の声多数。「そうよ! わかるわ~」と。そして皆さん、だからこそここへ来たかいがあるとおっしゃるのです。聞く話見るスライド、どれも鳥肌ものだからと、本当に心から楽しそうに笑っている方多数です。

 

上には上がいて、果てしなくずっとずっと見上げ続けるのです。自分はその末端に全力でしがみついて、自分がやりたいと思ったことをトコトンやるしかないのです。でもね、そこに悲壮感は一切ないのです。

 

だってどの人も、「研究がやりたくて、にこにこしてる」のですから。この生き方こそ自分の人生と心定めている人の横にいることは、喜びが伝染していくということなのですからね。

 

ここにいる人たちは、「楽しそうにとことんやる」ことの達人だったのです。だったら私も、同じように楽しそうにうれしそうに、にこにこして、ペンの芯を何本入れ変えても笑いながらついて行けばいいのですものね。

 
上には上がいる。それは自分にとって「目指す人がいる」ということ。自分の目線が定まれば、動けるということ。やっぱり人を知ることは、人生を何倍も面白くさせるようです。

 

以前に手帳講座で私は、「迷ったら笑顔が一つでも多い方へ」とお話しました。やはりこの鉄則は、必ず自分を導き、自分を進歩させるでしょう。いずれの日にか必ず社会へ還元されていく何かになるかもしれません。でもそれ以上に、今自分がにっこり笑って行動することが、すでに周りを幸せにしているのです。

 

笑顔が一つでも私の周りに花開くように、まず今日、自分から笑顔で行動してみようと思います。