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アトリエのちいさな窓から見た景色

転勤族家族なので、日本中が出没区域。小鳥ラブ。お料理と読書が最高に好き。海外旅行は人生の燃料。表の顔は、消費生活系・法律系の問題解決ご案内人。弁護士先生の知り合い増えてきました。裏の顔は、社会人大学院生。博士課程の1年目。専門は小児発達学。自閉症とコミュニケーションについて研究中。コメント大歓迎です。

凡人を自覚した後は、お得な生き方が待っている。

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1000年の昔から変わらない真実って、やはりあるのだなと最近痛感しております。

 

兼好法師よ、アナタは本当にすごかった! そうです、皆さん学生時代に徒然草、泣き泣きでも授業でやりませんでしたか? あの草紙に書いてあることは、まごうことなき真実でございましたよ。

 

凡人だと自覚した後は、こんなに幸せに豊かに生きられるというお話を書こうと思います。今日の話は、できることなら10年前の私に届けたいな。

 

図書館は瞬時に回答をくれた

先日、配属大学から学生証が届きました。私たちは身分としては、主幹大学院の学生ではあるのですが、実際に主に通うというか配属研究室のある大学院の学生証も持つことになります。(生協とかは主にこちらで利用しますしね。図書館もね。)

 

意気揚々と、早速こちらの大学図書館に文献コピー依頼を出しました。ええ、海外の論文を一本入手したかったのです。私の担当教授曰く、「自分で雑誌にオーダーを出せば場合によっては数千円しますが、図書館を通じてコピー依頼をかければ数百円で済みます」と。

 

社会人大学院生とは言え、私は非常勤のパートさんですから収入は限られております。当然お値打ちに入手できれば、それに越したことはございません。さっそく医学図書館に出向き、文献入手のガイダンスを受けました。

 

文献入手については、昔と違って21世紀の世の中ですので、図書館でペンで何かに記入するのではないのです。大学のIDを使って、ネットシステムで自宅からでもアクセスできます。

 

オーダーをかけて翌日、さっそく図書館から返事が来ていました。

 

なんと! 図書館の司書の方が調べてくださった結果、私の欲しい情報はネット上で無料で入手可能とのこと。そのデータを添付して私に送ってくださいったのです。雑誌もエイゴですから、当然文献も英語です。司書さんそのデータを読みこなして、過不足なくデータを入手してくださってました。

 

脱帽だと思いました。プロは仕事が早い! 正確! 確実!

 

大学院に正式に入るということは、確かに授業料など目ん玉飛び出すぐらいはかかります。でもね、こんなプロが要所要所で働いているすごい場所なのです。以前から大学に籍があるということの最大のメリットは、図書館や学内システムを使えるというkとおだとは聞いていましたが、はいまさにその通りでした。

 

私の指導教官はその分野では日本第一人者の方なので、情報を持っていない訳ではありません。内容についてはもちろん、誰よりも深く理解している方です。が、司書さんは探し物のまさにプロ。教授の知らないような場所でも、サクサクとアクセスし仕事をしてくれるのです。

 

私はネット検索は割と好きで、自分で航空券や海外ホテルの手配はしてしまう程度にはウェブには慣れています。が、司書さん方の前では、児戯に等しいなと自覚。

 

この探し物をするときの力については、実は同じような経験を最近しています。プロの翻訳者の友人がね、やはり似たような感じなのです。

 

例えば簡単な単語一つであっても、日本語と英語の対応を徹底的に辞書で調べたりしています。場合によっては、それこそ医学部図書館へ出かけて、専門書や最新の医学雑誌を調べています。なんというか、ちょっとでも疑問が出てくると、取りこぼしない捜索をするのです。だからプロとして認められた仕事ができるのだと感じています。

 

800年とかの昔、兼好法師は言いました。「何事も先達はあらまほしきもの」と。自分よりわかっている人がいるのです。この世の中のすべての仕事を、全部自分でするよりもはるかに、自分が凡人だから教えを請おうと思った方が豊かに生きられる。

 

自分にとって知らないことは山積みの世の中なのです。でも、すでにその分野で、プロはちゃんと存在しています。ほとんどのこの世の中の現象って、誰にとっても、自分が劣っているから知らないのではないのです。「ただ今まで行ったことのない場所だから、今まで使っていなかったモノだから、今現在知らない」だけ。

 

でもはるかに自分より優れた手腕の人がいるなら、自分の努力を上回るスピードの助けが使えるのなら、堂々と尊敬の気持ちをもってその方の腕を使えばよいのですね。(プロの仕事には、もちろん対価は払います。私の場合は、大学院入学金とか、授業料とかいう名目ですね)

 

自分が主婦の時にね、こういう「プロをリスペクトして、プロの力を借りる」ことをもっとやっていたら良かったなと、少しだけ後悔しました。何でも自分でやらなきゃ! って片意地張りすぎていたと、幾分反省の気持ちです。

 

もちろん自分でやれることを、すべて人にやらせろということではありません。今の自分がひっくり返ってもできないようなことは、出来る人の力を受け取れということです。今回の場合、論文を読み込んで次に活かす行動に移すのが、私の勉強上の仕事です。探し物で力を使い果たしていたら、それこそ元も子もない状態です。

 

たぶんね。この年になっても、ひよこヒヨコしている自分ではありますが、何かの分野では、誰かの役に立つ仕事をできてるのかもしれません。まあ、実際には出来ていないから今こうして四苦八苦して学んでいるのですが。希望は失わず、やはり私は切磋琢磨いたしましょう。

 

いずれ、こういう私を導いてくださる方々を、私が道を作ってご案内できるようになる日のために。今は凡人を自覚して、ありがたくお力を借りようと思います。

 

本当にね、思い切って大学院に来てよかったですよ。「自分が、自分が」という浅はかな思い込みを、すっぱり捨てることが出来たから。そしてそのおかげで、こんなに豊かでスムーズに歩ける道に、導いてもらえたのですもの。