アラフィフ、大学院生活を楽しんでみる

中年クライシス真っ只中の社会人大学院生。現在博士課程1年目。自閉症とコミュニケーションについて研究中。転勤族家族なので、日本中がホームタウンのつもり。仕事はパートタイムで、消費生活系相談員してます。コメント大歓迎です。

年齢を超越する生き方をする人が持つ、すごい共通点

f:id:seiransha:20170420222438j:plain

私には何名か、「心の姉・人生の師」と慕う方がおります。ええ、実は年上の方ばかりではなく、年齢の近い人や、中には年下の方もいらっしゃいますが。

 

見た目も若々しい人が多いですが、なにより皆さん、その内面のフレッシュなことと言ったらありません。そして、ここ数日出会う教授方も、女性男性を問わず、内側から光り輝くようなパワーをお持ちです。

 

こういう人々、ある絶対的な共通点があります。今日はその、共通点について考えてみました。

 

見習うべきはやはり好奇心

今日は2コマ受講の日。うち一コマは、細胞のお話でございました。昨年日本人受賞で話題になったノーベル賞のオートファジー理論についてもお聞きできたので、とてもお得な気分です。

 

聞いていると言っても、単位がかかっているのでうかつに睡魔と仲良くなるわけにはいきません。そういえば30年前に生物でやったな~、ミトコンドリアだのゴルジ体だの懐かしいな~などと、悠長なことを言っていると、オダブツです。高校時代だったら2か月ぐらいかかりそうな内容を、1時間半で突っ走りますので、全力でついて行くしかありません。

 

でもね、やっぱり今日も思いました。教授方ってとことん頭いいのよねえと。なにしろ本当に「わかっていない人にどう説明すればわかるのか」を熟知しています。これは、確実にその語る内容を理解していないと、出来ないことなのです。

 

細胞の機能一つ一つを説明なさるのですが、本当にわかりやすい。徹底して、私たち普通の人間が聞いてすぐわかるだけの日常の生活に動きに落とし込んでお話なさいます。

 

例えば細胞核とは何ぞや?とかの場合、先生はこうおっしゃいます。「あれは巨大な図書館なんですよね。設計図がいっぱい入った本が、無数に集められている場所であり、たくさんのコピー機も用意されているんですよ」という風に。その瞬間、この30年前の学生でも、瞬時に働きが理解できます。だって知ってる場所だから、絵が脳内に瞬時に出てくるからです。

 

先生方、どうやって説明したらいいのかを常に考えてらっしゃる。相手にわかりやすい説明を、相手の脳の実力に合わせて選び取ってくる。ということは、普段から身の回りにあることを「興味津々」で見まわしているということです。好奇心旺盛に生きているということなのです。

 

この好奇心。絶対条件なのだと思います。私の師たる方々、皆さん年齢も性別も容姿も住んでいる場所も違うのに、この一点「好奇心を手放さない生き方」は共通しています。

 

知ることを楽しみ、知ったことを使うことをもっと楽しんでいる。そうなんです、人生のどんな瞬間も、「今の自分にできる最大のお楽しみの時間」に変えようと、皆さん努力してらっしゃるのです。

 

大人になって以降、やっぱりね自分の人生を楽しもうとするには、努力いるように思います。自分が不機嫌で居心地わるくしている場合、赤ちゃんのときなら全力で誰かが面倒見てくれましたけれども、ある程度大きくなればもう自分で自分のハンドリングをしなければなりません。

 

楽しく居たいと思ったら、どうやってしても自分から「楽しそうに行動すること」しか方法はないわけです。その時にね。好奇心という心さえ手放さなければ、どんな行動も「知りたいから行動している」ので、苦痛ではないわけです。

 

そうして生きていると、いつの間にか教授たちのように、どこかずっと少年のようなそして少女のような、フレッシュな透明な風を漂わせる清々しい人になっていくように思います。

 

赤ちゃんこそ天才。その時のあの驚きに満ちた好奇心いっぱいの目を、もう一度私も思い出して記憶の底から取り戻して使いたいものだなと思いました。

 

それにしても、たとえ話が上手な人はすごいですよね。私も毎日毎日、目を皿のようにして、耳をダンボのようにして、気持ちを楽に体をリラックスさせて、そのうえでいろんな情報を集めてものにしていく生活をしようと心に決めました!