アトリエのちいさな窓から見た景色

転勤族家族なので、日本中が出没区域。小鳥ラブ。お料理と読書が最高に好き。海外旅行は人生の燃料。表の顔は、消費生活系・法律系の問題解決ご案内人。弁護士先生の知り合い増えてきました。裏の顔は、社会人大学院生。博士課程の1年目。専門は小児発達学。自閉症とコミュニケーションについて研究中。コメント大歓迎です。

大人になっても、自分が「伸びる分野」を簡単に見つける方法

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大学からの帰りの長い坂を歩いていると、ふと今日の出来事が思い出されます。そしてまた新たな気づきに出会います。本日ご担当の教授はこうおっしゃいました。「もえますねえ」と。

 

さて、もえることと伸びる分野にはこんな関わりがありますというお話を始めましょう。

 

困難なことに直面したときこそ、伸びる分野が理解できます

今日は母子保健の講座で、遺伝病を中心としたお話でした。先生方はオムニバス方式で入れ替わる講座です。つまり、一つの教科の中で、ほぼ毎回のようにご担当の先生は変わり、それぞれのご専門分野とその関連ある事柄についてお話になるのです。そりゃごっつい難しくもアリ楽しくもあり。

 

講座を始めるにあたって、受講生の我々に教授がご質問になったのですが。見事、すっとこどっこいな回答のオンパレードでした。それを聞いて教授(私より5か10か上の男性です。そして真正の関西弁です)即座にこういう意味のことをおっしゃったのです。

 

「まあ! なんと皆さんの回答ユニ~クなこと! 出た答えなの中で合っているのは一つあったかな。ここまですごい(つまり全然この受講生わかっていない状態である)と、やる気でもえますね」と。

 

私の出した答えはこの珍回答の中でもとりわけ赤面レベルでしたので、頭を抱えてお話を聞く羽目になりました。うふふ。でもいいのです、今日そのおかげで、また一つわからないことがわかるようになりましたし、今後この分野のお話を興味津々で聞くことが出来るようになったのですから。

 

この教授の発言が、私たちにとても大事なことを教えてくれています。

 

そうなんです。困難な事、スムーズでないことに直面した時に、自分の心の中で「うわ~なんかこれに挑戦するってもえるわ!」と思うような分野が誰にもあるはずなのです。

この挑みたい! と思うような分野、それこそが私たちにとって「伸びしろ十分な分野」なのです。

 

例えばね。お菓子作りの好きな方は、ちょっと手の込んだケーキの作り方を見て、間違いなく「もえる!」でしょう。編み物の好きな方は、複雑な編み図を見てやっぱり「やる気があおられるわ」と思うでしょう。

 

少しだけ難しそうな事を見たときに、やってみたい、それこそチャレンジし甲斐があるのよと思ったものは、絶対に自分の力になるフィールドです。だって、興味があるからもえるのです。そしてチャレンジし続けるだけの好奇心があるということなのです。

 

伸びしろは、好奇心というエネルギーが必須ですものね。

 

教授は「今までまったくこの分野に接したことのない人に、いかにわかってもらえるように話そうか」ともえたのです。この先生、本当に素晴らしい教育者だと思いますし、医師としてもやっぱり尊敬できる先生だと思います。普段から、医学に関して全くの素人である患者さんやその親御さんに、わかりやすく丁寧にお話をされているのが、目に浮かびます。

 

ちょっと困難さを感じた瞬間、水をざばーっと浴びたようにしれ~っとした気分になるのではなく、「だからこそやってみたい」と思うものを探し出しましょう。必ずそのチャレンジの心を忘れず、切磋琢磨していけば、いずれその分野は自分の得意フィールドになっていくはずです。

 

日常を生きていると、困難さや、ちょっとしたお試しが来たなと思うことがあります。ええ、時空からお試しされているときは、少し前までは私は打ちのめされたような気分になっていたものです。が、最近の私は全く違います。強くなったというより、考え方を少しだけ変化させたのです。その困難さこそ「自分の力になりうることなんだ」と思うようになりましたし、本当に乗り越えられるような気持ちでもあります。

 

燃えるという度合いもね、必ず100%もえるというものだけが、得意分野になるのではないのですよ! すこしでも「やってみたいな」と思うレベル、つまり燃え度が3%でも10%でもなにか熱を感じ取ることが出来れば、ゴーサイン。

もともとちょっと困難な事なんですもん、失敗は当たり前設定で、でも前に向かって一歩進む。それでいいのだと思います。

 

寝る前にすこし、一日のことを思い出し振り返る時間があるといいですね。その時に、じゃあ次の日に今日と同じなにか困難さを感じたときに、より前より楽に乗り越えられるようになりたいなと思ったことがあったら、きっとそれは出来るようになりますから。

  

さて、明日の私は、あれとこれともえてみたいものがあります。つまり、それほどたくさんの失敗をこの24時間の間にやらかしているということです。でもだからこそ、まだ私には伸びしろ十分。だってわかりたいんですもの。できるようになりたいんですもの。

 

生きている実感は、明日の自分を期待することからです。ふとした瞬間に、「なんかもえる」感じがあれば、きっといつの日にかまさにその分野で、ぐっと伸びた自分になれるはずです。