アラフィフ、大学院生活を楽しんでみる

中年クライシス真っ只中の社会人大学院生。現在博士課程1年目。自閉症とコミュニケーションについて研究中。転勤族家族なので、日本中がホームタウンのつもり。仕事はパートタイムで、消費生活系相談員してます。コメント大歓迎です。

花を咲かせる人生を歩むには、この言葉が良い道案内になりそうです

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春の空気が、金沢を丸ごと包み込んでいます。桜色で縁取られた景色は、なんともエレガントですね。

 

春の陽気に誘われて、朝書いた「手裏剣」ブログをアップしてから、いてもたってもいられず金沢散策をしてきました。道を行きかう観光客の皆さんも、笑顔が花咲く昼下がり。

 

桜の時期は、日本中が浮き立つようです。そして同じようにもしかしたらこの言葉も、世界を変えるかもしれません。

 

表現を少し変えると世界も変わる

最近の講義で、ある言葉に出会いました。

「エレガント」

遺伝や分子生物学の講義の中で、社会を変えるようなインパクトのある研究であることを、教授がエレガントと表現なさっていました。「これは人類の実験史上、いちばんエレガントな研究結果だと思います」とね。

 

授業を受けていて、とても感銘を受けました。エレガントって、素晴らしく言葉自体にパワーがあるなと感じました。エレガントは、イメージとしてすっきりしていて、優れていて、有無を言わさぬ迫力もありながら、上品。そういうことがすっと脳に届く言葉だと思います。

 

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確かに、データーも得られた結果も、素晴らしいものなのです。でもなにより、その言葉を使う教授がエレガントだなと思いました。ちょうど花の咲く直前のがっしりとした幹の太い桜の木のような、質実剛健系の男性の先生です。

 

ああ、真実人間て、中身なのだなあと思いました。

存在というのは使う言葉で優美にも粗野にもなりえるのだなと実感した瞬間です。

 

ふと自分の人生を思い返すと、苦節の末でもそうでなくても、美しく柔らかな花を咲かせる人生を歩む人は、どこか使う言葉と行動がエレガントなのです。

 

上品さというか、落ち着きのあるさまというか、余裕があることもそうかもしれません。焦ってない感じでしょうかね。

ぐいっと大地に根を下ろした感じもあります。びくともしないゆるぎない芯も感じさせます。

 

そういう安定した地盤に立つ人は、どんな場所に行っても、どんな風や嵐に出会った時でも、いずれ芽をだし葉を出していきます。人と人との関係に潤いを与え、人からも潤いを得やすいのだろうと思います。

 

エレガント。決してお上品で高いところにとどまるということではありません。

 

地中奥深くから養分を吸い上げ、天に吹き上げるかのように咲く桜のように、誰にとっても親しみのあるエレガントさで生き抜くこと。今日は手帳のメモにしっかり、エレガントで生きると書きましたよ!

 

そうなんす。私、出会った言葉やハッとしたことは、出来るだけ手帳に書くようにしています。アナタは今日、どんな言葉と出会いましたか。心の中にあるワタシの手帳に忘れずに、記入しておくと良いですよね。そしてその言葉を道案内に、明日からをまた歩けばいいのですから。