英語を一気に身近にする方法~それは「お魚感覚を身につける」ことから
英語をもっと気楽に取り扱えるようになりたい! 未来の私はきっと英語に親しんでいる状態になってる! と思い続けている方へ。
思っているだけではなく、今日は英語の世界へとびだすための、小さな踏切板のお話をしましょう。
最近私がつかって、これ面白いわ! よいわ~と思ったある耳よりなお話から、最初の一歩にお勧めのモノをご紹介しようと思います。
私はこの一年ほど、必要に迫られて英語をぼそぼそと勉強しています。
もちろん、大学院入試で英語の記述試験があったことが一番の理由です。
この試験対策については、また折を見てご紹介したいことがあるので書きますね。
が、実は入試当日に、私の意識を根底からたたき直すあるびっくりの出来事が起こったのです。
博士課程の入試に関して、私はご存知の通り修士号を持っていません。
では、どうしたのか?
幸い私の希望する大学院は、実務経験をカウントし、出願資格面接試験を受けることによって、出願資格を出すという方法を用意していました。
私が出願したのは、5大学が集まって連合大学院というシステムを取っています。
本入試は基幹大学で受けますが、出願資格審査は各希望配属校で受けることになっていました。
書類を整え出願し、暑い夏のさなか、えっちらおっちら歩いて大学に行きました。
受験生用控室に入って、心臓が口から飛び出すかと思いました。
そこにいたのは、とてもとてもとてもとても、本当に綺麗な若い金髪の女性でした。
出願者です。
この時点で、私の緊張度はマックスと化しました。
彼女は日本語はまだ十分ではないご様子。
私もその方の母語は、まったく未知数です。(たぶんキリル文字の国の方のようです)
英語でコミュニケーションをとるほかありません。
はい。皆さんご存知のように私は英語は全く流暢ではありません。
でもこういう場合、ご挨拶やお互いがリラックスするような何らかのコミュニケーションを取らなければ、居心地の悪いことこの上ない状態です。
英語に関しては、ぴよぴよのヒヨコのような私です。
教授によるインタビュー試験はまだ15分後だというのに、この時点で足がガクガクです。
こうなった場合、私が取れる作戦はただ一つ。
「ルー語でしゃべる」ことだけです。(ルー大柴のように、日本語の文章の漢字にあたる部分を英語に置き換える作戦ということです。)
まさに、「清水のステージからダイブする byルー大柴」ほかなかったのです。
一寸先はダークとは、このことなのでしょうか。
試験前にこんな状態でしたので、当日の本インタビューでなにを教授に話したのかさえ、さっぱり吹っ飛んでしまいました。
家に帰宅して、考えました。
もし運よく試験を突破したら、机を並べて勉強することになる。
むむむ。なんとか学校に通う間、彼女と楽しく会話したいものだと。
その日から、私の英語修行が始まりました。(でも、いつもスリーデイズ坊主)
英語で何かをしようとすると、もちろん文法からリズムから語彙から何もかも足りておりません。なにより間違いを恐れて、呼吸が浅くなってしまうような状態です。
まずは英語を身近にすることから始めればいいなと考えました。
こういう場合、今までの自分の経験を使えば、何とかはなるんだと自分に納得させる必要があります。
日本語を母語にしている人は、辞書に書いてあるすべての言葉を全部知っているわけではありません。
でも、日本語であれば類推や予測することによって、会話や文章読解を先へ先へと進めています。
ようする、英語も言葉なのですから、類推である程度は何とかなるんだと知っていれば、大きな一歩になります。
どういうことか? そうなんですそれが今日の表題の「お魚感覚を身につけよ」なのです。
お魚感覚を身につけよう
お寿司屋さんを思い出してください。
黒板で今日のお勧めを見たとしましょう。あるいは、あのお寿司屋さん用コップ。
漢字で、魚のつく字は魚の種類だってすぐにわかります。
鯖、鯛、鰹とかね。
同じことが英語の単語でもあるということは、周知の事実。
実は最近、ルーな私を救ってくれる、初心者レベル脱却の力になってくれそうなご本と出会いました。
それがこれ。
中・高6年分の英単語Roots たいせつなとこだけ1003語 1296円
例えば、hosはもてなしという語源。
ここから派生していくと、hostは主人。
hospitalは病院で、hotelはホテル。もてなしグループの陸続きだなあと感じます。
このご本、本当にいいですよ。
基礎知識的な気楽な単語からスタートし、そういえば受験期にガリガリと書いて覚えたかも? というものまで繋がっていきます。
そう、ツリー形式表示ということは、マインドマップのあの形に近いです。
こうなると、脳にとっても優しいです。一読ですでにぐっと記憶に残りやすい状態になっています。
語源がわかれば、英語が得意になる一助になります。
買いだと思います。
特にこれから大学受験へというお子さんがいるなら、親子で使ったら価格の2倍の価値ですもの。
私は、要所要所でプロの手を借りるというのは、基本とても賛成です。
一人では難しい道のりを、先達の案内があれば、スムーズに通り抜けられますもの。
案内を受けて、行動するのは自分ですから。
良い書籍は、価格を超えた利益を自分にもたらす素晴らしい先達です。
利用できるものはどんどん利用して、私は4月のその日を迎えようと思います。