アラフィフ、大学院生活を楽しんでみる

中年クライシス真っ只中の社会人大学院生。現在博士課程1年目。自閉症とコミュニケーションについて研究中。転勤族家族なので、日本中がホームタウンのつもり。仕事はパートタイムで、消費生活系相談員してます。コメント大歓迎です。

自分の生き方を選ぶのは、くつを選ぶ方法と同じなのです

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「これは人生の岐路かも知れない。どっちを選んだらよいのだろう?」と、迷うことはありませんか。

 

人生って、そういうチョイスを必死で行いながら歩いていくように思います。今日は判断に迷いそうになったときに思い出してほしい、ちょっとした選択のコツのお話をしたいと思います。

 

その選択、アリやナシや?

長い時間、人間をしているといろいろな選択をすることになります。学校どこ行くかもそうですし、結婚もそうですし。子供の靴を一足選ぶのも、広い意味で決断ですね。

 

あ、ちなみに。くつ選びは重要ですよ。小さいときほど靴に気を配った方がいいですよ。大人になれば、良いくつは歩行をアシストしてくれますので、なおさら友になっていきますがね。洋服はサイズごまかせても、靴はごまかせない気がします。

 

何を選ぶかで、どうしようかなと悩んだ時にふと思い出してほしいことがあります。選択はやっぱり、自分に合った良い靴を選ぶときと同じなんです。

 

「これを手に入れた場合、自由に動ける余地は増えるかどうか」だと思うのです。

 

足のサイズや形に合ったくつ、素材が自分にとって好ましい気持ちの良い靴。そういうものをはいていれば、どこまでも遠くに歩いていくことが出来ます。登山するなら、登山用にアジャストした靴はいてないと、ゴロゴロの岩の上で難儀します。でもいったん足首を保護する靴を履けば、富士山のてっぺんにだって登れます。

 

道具を選ぶのは、どんな時も大事なんですよね。生きるということはやはり、知識を道具として使うことになったり、人脈を利用することになったり、目には見えないけれども大切なものを自分のために使役することになります。

 

形のないものもすべて、自分の生きる道を補強してくれる大事な道具なんです。そのお道具たちを選ぶときに、自分がさらに自由に動けるようになると判断できたとしたら、それはとても大事なチョイスになります。

 

自分で選ぶ余地が増えるということが、心にとっては大事なのです。それを選んだら、自分の持つ空間が広がるかな? と聞けばいいのです。広がるイメージがあれば、まさに今それを選べばよいのです。

 

本当に面白いことにね、大学院で今認知行動療法学を学んでいますが、そこで出てくる療法がこの「選びたい放題」だということに気がつくやり方なのです。(近いうちに、とても読みやすい内容もお墨付きのご本紹介しますね)

 

いい靴と、心が楽になる方法はどう考えても共通点があります。そうなんです、基本がしっかりしているということなの。靴だったとしたら、人間工学的に動きを計算された作りだと尚よしです。基本が人間の体ですから。学問や療法だとしてもやはり基本は人間を徹底的に科学するということですもの。

 

人間の基本てなんでしょうね。そんなにたぶん難しくなくて、やっぱり「笑顔でいられること」を続けていくことなのだと思います。

 

◇そのチョイス、足が地面にぴったりつくような感じがしますか

◇それを選んだときに、心が晴れ渡るような気がしますか

◇大きすぎず、小さすぎずなきがしますか

◇それを手にしたときに、自分が笑顔でいられる気がしますか

◇そして、周りの人に笑顔が広がる気がしますか

 

まよったら、靴を選ぶときの自分を思い出してください。きっと素敵なチョイスが出来ていくように思います。

妄想レベルの素敵なことを、実現させるには ~手帳術流の生き方から~

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自分のこの人生ではとてもではないが実現不可能だと思った夢、ありますか?

 

アナタが望むそういう夢の階段に、ぜひ思い切って手を伸ばしてください。今日これからでも、足を一歩そのはしごに掛けてください。そうするとおそらく、次の世への希望すら出てきますから。

 

今日は妄想レベルの素敵なことに手を伸ばすための、ちょっとした気づきのお話です。

 

ありえない夢では終わらない手帳術流

私がほんの去年まで、この人生では無理だなと何度も思った夢は、大学院の事でした。

 

たぶん自分ではあまり明確に意識はしていなかったのですが、本当は行きたかったんですよ。見て見ないふりはしておりましたがね。

 

私は転勤族家族ですので、数年ごとに日本中を転々としておりましてね。次の赴任地に夫が移動するたびに、毎回その地の大学のチェックをしていたように思います。特に前の居住地は青森でしたので、もし交通機関が何とかなれば、基地内の大学へもぐりこみたいなと思っていました。

 

でもなぜ、もっと体力のある若いときには出来ず、更年期にさしかかろうとする今になって動き出したのか? しかも周りの応援があって実現できるようになったのか? はい、一つの理由があります。

 

それはね、「期限を明確に意識した」からです。長い人生の時間軸と思っているモノのなかで、この3年間がどういう意味を持つのかを考えたからです。この成し遂げるためのデッドラインをはっきりさせるというのは、どんな夢の実現にも必要不可欠です。ぜひアナタも一度決めてみるといいですよ。

 

人間ね、ホント面白いことに、締め切りが明確でないと心も体も動かないんですねえ。

 

実は専業主婦の時代に一番苦しんだのがこの締め切りのあるなしなのです。主婦業って、ものすごく忙しいわりに、どんな行動にもデッドラインがあるようでないのです。少し遅れてもあまり影響がないという感覚に陥っちゃうのですね。

 

そうするとね、行動を平気で後回しにする癖がついちゃうのです。恐ろしいでしょ。もし、自分を強制的にでも次の場所に移したいと思ったのならば、必ず強力な力を持った締め切りを設定するんです。

 

例えばです。陸上競技の100メートル走を考えるとよくわかります。選手がスタート位置について、ゴールが目視できるからこそ、テープのあるところまで全力で走ろうっていう気になりますよね。

 

どこにゴールがあるかわからないけれども走りなさい! って言われたとして、全力で走れますか。私は無理ですなあ。見えないゴールに向かって全力突進は人間は避けようとするでしょう。あ、後ろから猛獣が追いかけてくれば別ですが。その場合はゴールなくても走ります。

 

どうです? アナタならどっちが良いですかね。後ろから怖いお化けが追いかけてくるから走るのと、ゴールに美味しいアンパンが釣り下がっているから走るのとでは。

 

私なら、アンパンを選びます。自分の最適のリズムで、自分の最高のパフォーマンスが出来る走り方で走りたいです。

 

不思議とね。最高のパフォーマンスつまり、全力でこの人やっているんだなということが、周りの人にはきちんと伝わるのです。そうするとね。それまで割と冷ややかに見ていた人も、「ああ、全力で走っているんだな。応援したいな」って気持ちになってくるようなのですね。

 

手を抜いている人には、あまり声援て送られません。他の人と比べてすごいわけではないけれども、清々しくいちずに行動している人は、モテます。ほら、マラソンでも最終ランナーって、拍手で迎えられる感覚です。がんばってるなって大事なことなんだと思います。

 

我が家でもね。私が「大学院いいな~」って言っているだけの間は、連れ合い君、しら~んぷりしてました。「リュウコちゃんには言葉だけだから」レベルの感覚だったのだろうと思います。

 

ところが今は、違います。そりゃ、へろっへろになりながら大学院からの坂を下ってくる私を見ていますもの、お皿の一枚でも洗ってやろうかなという気持ちになるのだと思います。

 

どんな夢もね、本気が伝わる行動をしていれば、それを叶えるための応援団が作られてきます。応援団を作るためには、本気で全力投入が必要。本気出すためには、締め切りが必要。というわけで、やっぱりまずやることは、全力で走るためのデッドラインづくりだと思います。

 

あそこまで本気で走ろう! と決めるのです。いつどこで、私はどんな行動をすれば、そのゴールにたどり着くのかを、出来たら紙に書いてみるといいですよ。ビジュアルで書くと尚よしですよ。人目で見て分かりやすく書くことが、脳を動かす秘訣です。私が手帳術流と書いたのは、この一連の動きはすべて手帳でやっているからです。

 

分かりやすくあること。その締め切りが自分にとっても、相手にとっても明確に意識されるものであること。そうすれば、うちの連れ合い君のように、「その締め切りまでだったら、協力してもいいかな」と思うようになるものです。

 

むろん、たまに連れ合い君をよいしょすることは忘れません。(←これはもし私の連れ合い君に会っても、彼にはぜひ秘密にしておいてくださいね)応援してくれる人に感謝すると、なぜか応援してくれる人も私をさらに応援してくれるという、良いスパイラル生まれますから。

 

さて、あなたのその夢、せっかくですから現実化してしましましょう。いつ実現していたらいいのかの締め切りを決めれば、エンジンかかります。そのやる気スイッチ、自分の手で押しましょうよ!

自分のキズを最小限にする方法

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「どうして私、誤解されちゃうんだろう」と悩んでしまうこと、ありますか?

 

私は以前、ずっとこの「誤解されて悲しすぎる」と自分でくよくよしてしまう人生を送っていました。

 

ふと今日、大学院の授業を受けながら気づいたことがありますので、シェアーしてみようと思います。

 

良い原著論文を読め!そこには極意が書いてある

今日は研究技術論の講義を受けて参りました。3時間近くかけて、先生の解説で英語の原著論文を読んできました。ええ、まだこの瞬間、頭ぐつぐつと沸騰中です。

 

科学にはお作法があるのです。明快なやり方にのっとって論文が書かれているので、英語で書かれていてもとてもわかりやすいのです。いえ、かえって英語で書かれていた方がわかりやすいと言ってもいいかもしれません。内容を理解するという意味では、小説の方が「隠れた前提条件」が多くて、はるかに難しいと思います。

 

私は今まで医学論文を読むような生活をしてこなかったので、大変ハードルは高いのです。でも、ホントこの世界に足を突っ込んでよかったなあと思います。

 

 

本日担当の准教授先生が、何度もおっしゃいました。「今日読んで皆さんも実感したでしょう。格の高い論文はとても読みやすいよ。ちゃんとデータや数値を出して説得できているでしょう」と。

 

そして「よくある悪い例はほら、住民の皆さんは誤解しておられますとか言うやつだよね。こういう場合は、根拠やデータをきちんと出す必要があるからね。説得できていないのなら、科学の場合は当然やるべき努力を、どこかで怠っていると考えるからね」と。

 

ふむふむと思いました。そうなのです、私が数年前までの何十年も「傷つきやすい弱い心」を持っていたのは、実はこの説得の視点が欠けていたからなのです。

 

人と交渉して傷つくのが嫌さに、まず、そういう面倒を避けていたのです。人を説得しようとは思いませんでした。それよりも黙り込んで「相手が勝手に誤解するのに任せている」状態でした。

 

私が何も言わなければ、つまり私から情報が出されていなければ、それを相手が読解しようとしても読み切れませんよね。データがなければ考えようもありませんよね。そうなれば、その人のいい風に考えるしかありませんもの。

 

そして挙句の果てに「私は誤解されてしまって、悲しい」を、永遠のループのごとく繰り返していたのです。気がついた今では何たること! と思います。ですが、それにすら気がついていない時代は、ただひたすら「人に傷つけられた感」満載で生きるほかなかったのです。

 

ね。自分の傷を最小限にする方法は実はこんなに簡単なのです。自分から率先して、自分のデータ、自分の取扱説明書というものを相手に説明すればいいのです。情報開示すればいいんですもの。

 

自分はこう思っている。その根拠はこうだと伝えれば、誰も曲解しようがありません。自分を守るために、自分の殻に閉じこもる作戦が一番、自分の傷を深くしてしまうのです。

 

どんどん表に出ていきましょう。自分の気持ち、自分の状態を表す言葉を、自分の中にたくさんストックしておいて、適宜取り出していきましょう。そのことはきっと、明日、明後日と毎日どんどん幸せに変えていくと思います。

手帳術流が人生を劇的に変えるのは、きちんと理由があったのです

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「むむむむむ。そうだとすると、手帳術流は人生を変化させる力がハンパない訳だわ」と、今日の大学院の授業を受けながら、うなっておりました。

 

はい、今日の5時間目は、認知行動療法の授業でした。学習原理から行動療法、そして認知行動療法に至る道筋を学んでまいりました。

 

そこで出てくる論文を教授が解説してくださいましたが、私から見ると、手順がどうにも手帳術流なのです。というわけで、今日は本当に自分を変化させていくための、手帳術流から見た視点を書きたいと思います。

 

自分をノリノリに、のせるのです

心理療法の授業は受けていて、「は!」っと気づきが湧き上がることが多い楽しい授業です。今日もとても面白いことに気がつきました。

 

そうなんです。7年前になりますか、私が半分眠ったような人生を送っていた時に出会った手帳術流。その考え方がぜ私をここまで導いたのか、明確にわかったからです。

 

今日は行動療法の入門ということで、教授のお話をじっくりお聞きしておりました。臨床ではまず、クライアントさんを何週間かかけてじっくり観察します。そして適切な行動ができるように学習を重ねていきます。適切な行動の質が高くなるように、また量が多くなるように学習していくということですね。

 

そのように訓練していくかというとね、一言でズバリいうと「ノリノリにさせる」のです。観察でその人の興味があることを洗い出し、のりのりの気分にさせて、良い行動をどんどんできるようにしていくわけです。

 

大人でも子どもでも、好きなことには「がんばれる」でしょ。やはり何事かを成すには、どうしても自分から進んで「楽しいから、やってみたいと思う、頑張れる」が必要なのです。

 

その行動をすることが、「苦にならない」ことが何より大事なの。「居心地よく、苦にならない行動を集中して行う」ことが、やはり次につながるのですよね。心理療法だと、それをお医者様とか心理士さんたちが徹底してアレンジしてくれます。

 

 

でも、ここまで書けば、そう手帳術流の生き方をしている人には、もうピンときましたよね。まさに手帳術っぽい流れだと思うのです。私たちは、この一連の流れをセルフでやっていることになるのです。

 

手帳を自分の友として、どんどん書き込んでいくことで、「自分で自分の良いところ、改めたい所をあぶり出していく」のが、ファーストステップ。

 

そして、こういう部分は変えていきたいなとか、この部分はこの時期最も力を入れて取り組みたいな! と思う所が見つかったら、楽しい文具やかわいいグッズを利用することで自分をノリノリにして、取り組んでいきますよね。

 

手帳を見るだけでも気分が上がるように作るのが、手帳術流の極意の一つでしたもの。気分が上向きになるということ、それが手元にあるだけで安心して行動ができるということは、本当に大事なことなのです。

 

日常で自分のストレスをほどき、良い行動を積み重ねて、次の自分を作って行く。それが自然な行動として出来上がるシステムがある。これね、ぜひ皆さんに使って欲しい考え方です。

 

自然な振る舞いができるというのは、とても重要な部分です。自分の性格はそう簡単には変えることはできませんが、行動は即座に変えることが出来ますもの。行動をし続けることでいつの間にか、あれほど難しかった思考パターンも変化させていくことは可能なのですから。

 

手帳に限ったことではありません。自分をよく映し出す「心の鏡」があれば、それでよいのです。そしてそれをできるだけ「外部に映し出す」ことなのです。やりたい事をどんどんやっていくことなのです。

 

こう考えると、ね! 誰でもいつでもできる事ばっかりなんですよ。人生、穏やかに豊かに自分の手で楽しみましょうね。

自分の要求を、相手に真剣に聞いてほしい時にはね

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私の話を、要求を、真剣に聞いてほしい! と思うことありませんか。

 

そういう時に、ぜひやって欲しいことがあります。すごく伝わりやすくなりますし、相手も聞く耳を持ってくれる方法があるのです。

 

実は、大学院での意思決定支援の授業で聞いた話なのです。でもどうも私、海外旅行の計画の際に使ってますわ。よく考えれば、自分の行きたい場所に行けるのも、家族会議でこの方法をつかっているからなのだなあと思うのです。

 

え? 知りたいですか。では今日は意思決定の時に使う交渉術のお話をしましょう。

 

気をつけることは、たったの二つなのです

今日は本当に簡単な話なんですよ。でも行きたいところに行くには、これをやらないとやっぱりたどり着くのが難しいのです。

 

たったの二つのことを、自分の基本に据えるだけでいいのです。

◇具体的に話す

◇相手のメリットを提示する

はい、これだけです。

 

例を言いましょうか。そうですね、例えば自分がリゾート地に行ってみたいと思ったとしましょう。自分の頭の中には実はこういう時に、ピンポイントで行ってみたい場所はあるのです。私の今の気分場合でしたら、ハワイですな。

 

ではどうやって夫に交渉すると良いと思います?

 

「リゾート地に行きたい」と伝えれば、夫は必死に考えてもしかしたら彼の好きな山登りのできる屋久島に連れて行ってくれるかもしれません。ウミガメも見れますしね。もちろん私も屋久杉巡りしたいですよ。

 

でも私の頭の中には、ダイヤモンドヘッドとか、ワイキキの浜辺とかが描かれているとしたら、いくら夫君がフルパワーで計画してくれても見事な「計画倒れ」に陥ってしまいます。

 

それ以上に、二人ともに不満が残ってしまうでしょう。夫君は「これほど僕が考えて行動したのに、何にも喜んでくれない」となりますし、私は私で「なんで私の気持ちを分かってくれないのかな。この間のニュースの時に、ハワイはいいね~って言っておいたのに」などとね。

 

ほら、こういう失敗話を聞くとよくわかりますよね。(あ、まだ今年の旅行の計画は立てていないので実際は失敗してはいませんが)

 

もしハワイに行きたいのであれば、具体的にどこで何したいのかを相手に言うといいのですよ。「私はハワイのロードサイドの、フリフリチキンが食べたいのよ」とか、「マラサダ(ハワイ風揚げパンドーナツ)をがぶって食べるの」とか。あら、食べる話ばっかりですね。

 

そしてもう一つ、その場所に行ったら、相手にどんなメリットがあるかを話します。自分のメリットばっかり相手に伝えたら、そりゃやる気も気持ちも冷めてしまいますもの。我が家だったらハイキング好きなので、ではダイヤモンドヘッド登山とかしたいでしょとかの提案をします。お宿も外食があまり好きではない家族ですので、だったらバケーションレンタルを借りて自炊をメインにしましょうとかね。

 

そしてなにより、「この旅行が実現すると、私に今以上に感謝されちゃいますよ」と伝えます。ええ、これが実現しなくても感謝されていることを伝えたうえで、もっと好かれると言われたら、やはり気分良いですよね。

 

交渉事って、自分の心の中ってなかなか相手には伝わりません。やはり一度頭の中の映像を取り出して、相手に見せる必要があります。画像そのものは頭の外では再現不可能なので、ではどうするか?

 

そうなのです、言葉で「映像が相手の頭の中で再現できるように」とても具体的に伝えるということ以外に方法はないのです。プラス、相手にも十分な利益の取り分があるようにね。

 

10年ほど前の私は、この交渉あまりうまくはありませんでした。どちらかと言うと「力技」で押し切ってしまうやり方でした。でも最近はこういう交渉のコツがわかってきましたので、使っています。

 

そうなんですよ。普通に交渉を続けていると、いずれ上手くはなるのですが10年とかかかってしまうのです。でもこうして最初から交渉のコツがわかっていれば、今日今からすぐに達人です。これからは迷うことなく自分の交渉の進路は、いつも青信号で進めますよ。

 

具体的に話すことと、相手のメリットを提示することの二つ。交渉術について、准教授先生に聞いたお話ですから確実です。これさえキープできれば、交渉事で道に迷うことは激減してくるはずです。そして相手に負担をかけることなく、自分の要求を相手に真剣に聞いてもらえるようになりますもの。ぜひやってみてくださいね。

 

こんなに簡単でいいんですか! 自分を助ける「○○宣言」

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「簡単に、自分助けできないかなあ」と、思いませんか。

 

私は最近、大学院の授業でえ! こんな簡単なことでこんなに楽になる方法ってあるのかと思うことに出会い、すごく喜んでいます。

 

というわけで、今日はちょっとした生き方のコツをお話しましょう。

 

目的を明確にするってこと、たったこれだけ

今月、すべての曜日になにか用事が入っています。平日は基本、お仕事→大学院か、お仕事→発達支援スタッフ→大学院。土曜日も日曜日も、フリーではありません。

 

こうなると問題になるのが、体力問題です。ええ、50をかなり目前にした人間です。夫と子供との楽しい生活とはいえ、当然のことながら家事分担もありですから、そりゃくたびれますわよ。

 

私先ほど家事分担と書きましたが、そうなんです、よく気がつかれましたね。負担ではもはやありません。ええ、連れ合い君も息子ちゃんも最近不思議と率先して家事分担してくれてます。

 

何でしょうかね。やっぱり母ちゃんが「我が家に天変地異が起こったレベルだ 母ちゃんが本当にマジで大学院博士課程に行った。しかも毎夜ヘロヘロになって帰ってくる」となったら、なにか「俺、やることやらねば」モードに入ったのでしょうか。ふふふ、よきかな。

 

さあ、こういうときにね、私はどうしましょ。そうなんです、休むのです。ちょっとのすき間時間を見つけて、徹底的に体を休めるのが得策です。

 

ここで大事なのがね、目的を持って行動するということなのです。目的をしっかり確認するのです。どういうことかというと、「今から私休みます」と自分に宣言してひと眠りするのです。たったこれだけの事なんですが、本当に大事なことなんですよコレ。

 

もしね、なにも目標を持たず、ただだらけるだけ寝るだけだと、それはなんにも「休んだ」ことに心はカウントしてくれないのですよね。それどころか「あ~あ、今日も私はだらけちゃった。時間を無駄に使っちゃった」とネガティブカウントしてしまうのです。

 

ところが「休む」ことを目標にして休むと、心は本当に、ああこれはちゃんと目標を持った行動だったんだなと、良いことカウントしてくれます。

 

私がやりたいことは、自分の人生を豊かにすることで結果家族全員の生活を豊かにすることです。確かに授業料払って大学院入っていますので、経済的にはすごろくで言う一回休み状態です。でも知識や経験の豊かさときたら、多分私の人生で最高の時間と思いますので、結果我が家全員が恩恵を受けることになります。

 

私は自分の体を休めながら続けることが必要なのです。私が積極的に休むことが、我が家のメンバーにとっては最上級の行動になります。

 

こういう時に、「休む」と決めずにただ無意識に休むと、ちゃんと心が準備してないので積極的に休めないような気がします。ほんと後で、時間を無駄にしちゃったかなと自分を責めてしまうことが多いです。

 

この目標を立てること、ちゃんと心理学の先生から習ってきたことですので、安心して使ってください。どんな行動をするときも、「決めてする」んです。そうすればその時間を濃厚に使うことが出来ますよ。

 

本当に、こんなことで楽になるのかと思うほどですが、なりますとも。

 

というわけで、週のしょっぱなではありますが私は「体を休めるために早寝する」と決めています。今からお夕食ですから、さささっと食べて、家族の一日の様子を聞いて、すすっと眠ることにいたします。うふ、皆さんも良い夢を。おやすみなさい。

幸せな人生を歩むと決めたら、やるべきことは「これからの話」

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「人生って、自分でどうにかできる部分が8割以上あるのかもしれない」 

 

ある日、私は相談業務の席で電話を取って、法的トラブルでお悩みの方の話を聞きながら、大事なことに気がつきました。

 

そうなんです、自分がどう動くかは、自分でしか決められないということに。自分の未来を作って行けるのは、自分以外の他の人は一切できない自分だけの仕事だということに。この考え方ができるかできないかで、お悩みの深さは全く変わってしまうのです。

 

そうなんです。私がここ数年どんどん生き方が楽になっているのは、手帳術流を通してこの考え方を手に入れたからです。手帳術流で考える生き方とは、いつも「これからの話」をするということなのですから。

 

 「これまでの話」と「これからの話」

相談業務の席に座っていると、驚くべき社会での出来事にしょっちゅう出くわします。お話を聞いているとご本人は悪くないことも多く、ただひたすら本当に運が悪かったとしか表現できない状態の人もいます。

 

意図せずして、法的トラブルを抱えてしまう方はいます。そういう時にね、ほんの少しの「法律的問題解決の道案内」を手にすることで、一気にストレスが減ってしまう人と、なかなか気持ちが楽になる場所までたどり着けない方の2パターンあるのです。

 

どこが違うと思います?

 

そうなんです。

◇トラブルの原因を追究したい人

◇これからの話をしたい人

もちろん、二つにぱきっと割れるわけではなくて、過去追及80%で未来20%とか、その逆とかいう感じではあるのですが。

 

こういうときにね、「私はこれからどうすればよいのだろう」と考える訓練が出来ている人は、本当に話が早いです。

 

過去に目を向けている人、つまりトラブルの原因を追究したい人はどういうわけか「自分の感情がいかに揺さぶられたか、攻撃されたか」に敏感に反応しているように思います。

 

もちろん、自分の感情や身体感覚等、徹底的に守ることは重要です。ただ、脊髄反射レベルで瞬時に相手の言葉一つ一つに反応を繰り返して、ではどうやったら解決に向かえるかまで意識が向かない状態なんだろうと思います。

 

確かに、怖いですよね。悲しい思いもしますよね。電話相談窓口にいる我々は、そのお気持ちも本当によく理解できます。だからこそ、そんな悲しいポジションに長い間、大事なクライアントさん(とでも表現ればいいのかな)を、置いておきたくないのです。一刻でも早く、気持ちが安らぐところにご案内したいのです。

 

だから我々としては、「あなたが真に望むものは何ですか。そうしたいと本心から思っていますか」をお聞きします。ご本人が決めた「降り立ちたい場所」が見えたら、それを実現できる法的相談場所を情報の海の中からみつけだすのが、私の仕事です。

 

でもね。こういうのって、実は日常の生活の中で「これからの話」を考えなれている人になっていないと、なかなか難しいのだなと思います。実は誰でも、本当にほぼ全員と言っていいほど人間って、「私のこれまでの苦労」を語りたいのです。私もこうしてブログを書いているということは、語りたい一族の一員なのでよくわかります。

 

だからこそ、徹底的に意識して「これからの話」をする生活を選んでみてください。高校生ごろまでは、私たち全員「明るい未来」を割と簡単に描けていたはずなのです。あそこに行きたい、ここに行きたい、こんな未来があるかもと思っていた時間があったはずなのです。

 

実際、17~18歳ぐらいのうちの息子ちゃんぐらいの子、はっきり言って無鉄砲としか思われない未来を平気で口に出していますしね。口から出る言葉は、脳に存在した言葉なので、本当にいいなあこういうのと思います。

 

でも大人になって、やっぱりなにか人生の荒波をくぐり抜ける中で、どこかにそんなフレッシュな心を置いてきてしまったのだなと思うのですよ。ではどうするか。はい、取り戻してくれば良いですよね。

 

以前には出来ていたことなのです。取り戻すと言っても、過去に時間をさかのぼるわけにはいかないので、そういう場合は、少し考えるトレーニングをして勘を取り戻すほかありませんが。なに、簡単です。だって出来ていたことは、少しの練習ですぐに取り戻せます。

 

お天気の下、楽しげなファーマーズマーケットにでも行ったとしましょう。その時にあでやかなお花のブースに寄ったとして考えみましょうか。

 

その時に、私たちは過去に手に入らなかったお花たちのことを悩むことって、あんまりしませんよね。目の前のお花を、たとえ買うお金がなかったとしても、「もしこのお花とこのお花を買ったら、家のどこにどうやって飾ろうか」と妄想しませんか?

 

そうなんです! ご名答! この「ここに、こんな材料がある。ではこれを私はどう使おうか、どう扱おうか」って考えることすべてが、「これからの話」です。

 

ね。手帳術流そのものでしょ。将来の可能性を考える生活をしていれば、たとえ目の前に不幸にもやってきてしまったイヤナコトでも、それは素材に過ぎないということがよくわかります。

 

これは私がよく講座でお伝えしていたことなのですが、一般に言う「ストレス」って、外部にある「ストレッサー」があって、それが自分の内側に影響して「心の苦しさ」になるんですよ。反応しているだけなのです。

 

そうなんです。ストレスの元になるものは、いっつも外部から来るのです。ほとんどは人間界のコミュニケーションの不具合から起こっています。

 

外から来るものは、素材でしかないのです。それはアナタの存在すべてにとって代わるモノではないのです。どこまでいっても、ただの素材なんです。少し使うかいっぱい使うかは、すべて自分が決めていいのですよ。

 

私はすごくインドや東南アジア、中近東系の料理が好きで、スパイスをよく御徒町とかで買ったりします。料理の時に、辛味のスパイス入れすぎたら? そうですよね、料理がすべて辛さで埋まってしまいます。でもから~い赤いスパイスも適量使うなら、それはまさに「スパイス」としてよい働きをします。

 

同じことなんですよ、きっと。スパイスとしてすべての素材を組み合わせて使う。そのための思考の道具が、「これからの話」ということなんです。

 

さあ、今日は金沢、ワインマーケットがあるようです。読まなければならない本は山積みですが、お散歩がてら夕方にちょっと覗いてきましょうかね。私はお酒は強くないのですが、あの楽しげな雰囲気は大好きです。どうやったら今日一日楽しんで過ごせるか考えるのも、まさに「これからの話」ですものね!