アラフィフ、大学院生活を楽しんでみる

中年クライシス真っ只中の社会人大学院生。現在博士課程1年目。自閉症とコミュニケーションについて研究中。転勤族家族なので、日本中がホームタウンのつもり。仕事はパートタイムで、消費生活系相談員してます。コメント大歓迎です。

ヒヨコに対して、教授先生はこう言うのです~社会人大学院生活にて~

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今日は記念すべき日かも知れません。社会人大学院生活、ついに授業の真打とでも呼べるような学問がスタートしました。

 

教授先生が一言一言おっしゃることが、今までのんびり暮らしてきたぼやぼや頭を一喝していくようで、緊張の時間でもありました。が、やはり先生方すごいですよ。私たちヒヨコに本当に大事な「生きるってこれだよ」という真実を教えてくださいました。

 

せっかくですから、今日はその「ヒヨコへの愛のある一撃」のお話をしましょう。

 

ヒヨコほど英語で読めと先生は言った

本日の授業は疫学統計。はい、タイトルからしてすでに、難しい匂いが漂ってまいります。心して授業に出向いたのですが、それでも、教授先生の最初の一言でつい逃げ出しそうになりましたよ。

 

「今日から、論文は必ず英語で読むこと。本授業で扱う用語はすべて英語で覚えること。授業はきっかけに過ぎないから、自分でどんどん検索して知識を増やすこと」

 

私の同級生は5大学に分かれて配属になってますので、それこそ何百キロも先にいるのです。それでもネット配信画面を通じて、「さささ~」っと血の気の引く音が聞こえて参りました。全員顔面蒼白です。え? 私ですか。当然お仲間ですとも。

 

いえ、授業はごく興味深く、難しいというのを超越した部分でとてもとても楽しい内容でした。面白さの中に研究者先生方の生き様が鮮烈に見えて、浮かれた気持ちから一転、ぐっと気持ちが引き締まりもしましたが。

 

と言うのはですね。先生方の論文を読む量ときたら、とてもではありませんが比べものになりません。一本の論文を書くのに、平気で数百の(英語)論文に目を通すのは当たり前。研究に対しての真剣な態度と言ったら、筆舌に尽くしがたしです。

 

論文検索の方法など、かなりマニアックなやり方をご説明下さいました。先生が現在取り掛かろうとされている論文について、どうやって検索し、何本論文を読んだかをおっしゃっていましたが、その時の言葉がすごい。「いやあ、調べるのが趣味なんですよ。まあ、それが仕事なんですけれどもね」と、本当に楽しそうに言われるのです。だからこそ、研究に従事できるのでしょうね。

 

そういう先生方が言うのです。「初心者ほど、質の高い論文を英語で読むように」と。

 

やはり、どんな世界にも「お作法」というものが存在するとおっしゃるのです。科学には歴然とした「科学の世界のお作法」があるのだと。そういうものをきちんと踏襲していくことが、何より大事だと。

 

科学の世界では質の高い医学雑誌などに乗ってくるようなものは、ほぼ間違いなく質が保証されている。だからこそ、そういう論文に必死でくらいついて行くことによって、どういうものが質が良いものかわかるようになると。

 

先生が力説されていたのは、「質の高いものに触れていれば、質の悪いものはすぐ見抜けるようになるから」と。反対に質の低いものに囲まれていれば、いつまでたっても質の良しあしはわからんよと、そうおっしゃるのです。

 

phDステューデントとして、科学の世界にもうあなた方は足を突っ込んだのだから、科学の徒として生きるのだよと。そのためには、英語で論文を書き発表せよ。自分が探す「未知」は自分の後ろには「既知」になって、次の人の「未知」を探す旅のよき道しるべになるからと。

 

今日私が大学院で聞いてきたことは、日常生活でもそっくりそのまま通用することなのです。別に勉強に限ったことではありません。

 

質のいいものを味わっていると、それだけで「良いものか、悪いものか」分かるようになるのは本当です。悪いもの、ストレスのかかりそうなものに囲まれていると、実際疲労が蓄積していくだけです。そしていつまでたっても、上達しないのです。

 

美味しい料理を作ろうと思ったら、しゃきしゃきのつやっつやの美味しい野菜を入手し、最適の調味料と最高の腕で素晴らしい逸品に仕上げていくのです。論文を読むことは、実はまだお野菜を買い求めている段階なのです。仕入れてくる野菜がしなびていたり、悪くなっていたりしたら、もう目も当てあられませんものね。

 

◇ウソをつかないこと。

◇適切な方法で、「真実」を見つけ出すこと。

◇自分が見つけたことを、世のために還元していくこと。

 

作法に適った理にかなったやり方で、最高のモノに親しんでいくことこそ、難しくはあっても上達は圧倒的に早いのです。

 

そうですよね、もうここまで来たのだから、逃げようとは思わず、そろりと一歩前へ進むことを選択しようと思います。そして教授先生のようにハナ歌モードで、「楽しいからやる、楽しんでやる」を実践してみようと思います。ヒヨコに対して教授先生がアツく語ったように、嬉しそうにやってみようと思います。

 

人が力を出せる環境にするには、○○が必須なのです

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人が本当に楽に力を出すためには、どうしても必要なものがあるようです。それは一体何なのか、今日の気づきをお話しようと思います。

 

准教授は小さな声でつぶやいた

今日の大学院の授業は、私の配属校の先生が担当でした。私の所属大学院は、5大学が集まって構成されております。講座ごとに、その日の担当講師がそれぞれの大学から遠隔会議システムを使って講義をオンエア(ネット回線ですからオンネット?)します。

 

水曜6限目の講義は、登録生徒8名ほど。わが校では私のみ履修届を出しているようです。本日の5限目は同級生と一緒に履修していましたが、その時間で彼女は退出し私だけが講義室に残っていました。

 

そこへ、准教授先生がさっそうと登場。長身のはつらつとした、とてもお若い先生です。私が同室受講すると知って先生、本当に小さな声で「うわ~そうなんですか。良かった。そうですか、いや、それは、ほんとに、良かった」。

 

小さな声で話されることって、心の底からの安堵の声のことが多いです。その時の先生の表情は見えなかったのでしたが、かすかな声にのってくる感情は、私の耳に届きましたよ。

 

1時間半の授業は怒涛のように進行し、講座終了後先生とすこしお話しました。社会人の方が多い院ですので、自宅での受講もできるという手厚いシステムなのですが、先生方にとってはこれが微妙にネック。場合によっては目の前に誰もいない状態で、カメラに向かって一人寂しく講義となることもあるとか。過去の年度においては、ネットテレビの向こうでも、日によっては一対一状態に近くなることもあったとか。

 

そうなるとね。いくら大学院レベルの熱の入った講義とはいえ、どこか「ちぐはぐ」な感じがするのだそうです。話しているのに、聞いてほしくて講義をしているのに、受け取ってもらっている感が直接感じられないからなのでしょうね。

 

ギブアンドテイク。きっと情報であっても何であっても、受け渡したい人から、直接受け取るのが良いのです。その時のリズムそのものが、品物よりきっと受け取り手にとっても受け渡し手にとっても、価値があるのでしょう。

 

もう賢明な皆さんなら、私が今日書きたい事、読み取ってらっしゃいますよね。

 

おそらく、人にとっては人がいることが大事なのです。空気の中に相手の体温がじんわりと伝わってくるような場所、呼吸のリズムが感じられるような場所に人がいるのといないのとでは、まったく結果が全く違ってくるのです。自分のパフォーマンスが、がらりと変わってしまうのです。

 

確かにね、無機質なカメラ相手にしゃべり続けるのは、心の折れる仕事だと思います。反応が感じられない世界って、どう考えても居心地悪そうです。

 

話しやすさ、居心地の良さ。きっと人は、本当に誰も人がいない世界では、そこが王宮のように素晴らしい場所であっても足が宙に浮くようで、その人本来の力を出し切れないのだと思います。

 

居心地の良い場所は、どこかに人の気配がする場所だと思います。

 

面白いでしょ。人は人に生かされて、そして活かされているのだなと思いましたよ。今日の教訓をもう一度私は夢の中で考えてみようと思います。私の存在がアナタにとって、なにかよい気配をもたらすものであるように、明日も精進してみようと思うのです。

プロの視点は、すごく高い位置にあるのでした~社会人大学院生活にて~

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頭の煮えそうな社会人博士課程生活、息も絶え絶えながらも無事2か月目に入っております。

 

講義を聞いているだけの、優雅な大学院生活と思うなかれ。たまにレポート提出が課せられることもあります。

 

先日も一本出したのですが、なんと今日、准教授先生よりお返事が返ってきました。先生のお返事にあった言葉が「むむむ、さすがに大学教員はすごい」と思いましたので、今日は私なりに考えてみたことを書いてみたいと思います。

 

どんな生活にも役立つのは、外部助言システムの構築です

私の所属している院は、医学と教育と心理学をミックスさせて、幅広い視野を持った小児発達学の専門家を養成する目的があります。教えてくださる先生も、このことを念頭に置かれて集められた各界の腕利きの先生方です。

 

基本は連合の五大学の先生方ですが、旧知の他大学の先生方や独立した病院の医師の先生方などが招集されており、話される内容がとても面白いのです。一つのことをいろんな方面から見ることが出来ることは、すごいことです。学んでいて、とても理解が早くなるのを実感しています。

 

例えばね、リンゴを一個暗いお部屋の机の上に置いて、懐中電灯で照らすとしましょう。そうすると光の当たった所は良く見えますが、ほとんどは暗闇の中ですよね。見えてはいるのですが、見えない部分が多いのです。ところが天井の電燈(シーリングライト)をつけると、どうなります?いろんな方向からの反射光もあって、ほぼ全体的にリンゴを見ることが出来ます。

 

おそらくこの、全体を見る力があるとないとでは、これから先の勉強に大きな差が出来てくるのだろうと思います。人間ね、手探りで道を探しているときはとても不安。でも通いなれた道なら、目的地までの全体像が頭に入っているので、気楽です。同じことを今、構築しているのだと思います。

 

そういう、「見渡す力」について熟知している先生方と、メールをやり取りすると、驚くことに出会います。先生方ね、私のようなもの(学生)の意見や文章も、もちろん指導するというお立場からですが、きっちり読み込んでお返事下さるのです。自分以外の人間が自分の専門分野を眺めたときに、どうやってそれを言語化してくるかに興味津々でいらっしゃるようです。どれだけ自分が語ったことが理解され、その人の中でこなされているかにフォーカスされてます。

 

今日帰ってきたお返事も、まさにそうでした。私自身は先生のおっしゃった内容を、そのまま言語化してお伝えしたつもりだったのですが、先生からすると気づきがあったようです。人の言葉って、同じものを見ていても違う表現をするのだなと言うことがよくわかりました。先生は私の書いたものを、面白がってくださったようです。

 

先生は外部の病院等にコンサルテーションで入られるなど、数多くの現場を見てらっしゃるので、どうやったら「現場が上手く回るのか」を熟知してらっしゃいます。実力のある先生ですし、多分学部の学生さん達にもかなり人気の先生だろうなと思います。

 

その先生がおっしゃるにはね、人は自分に関することの意思決定は感情の起伏や視野の狭さでどうしても間違いやすくなってしまう。だからこそ、先生ご自身、必ず人に自分の意志決定の際は助言を求めるようにしているとおっしゃってました。

 

そのために、普段から「自分以外のプロの人の意見を聞けるシステムを構築しておく」のだとか。自分の視点て、やっぱり懐中電灯レベルなんです。めいっぱい照らしているようで、一部しか見てないのです。そこへ外部の何人かでも懐中電灯で同じリンゴを照らしてくれれば、見えてくる範囲ががらりと変わりますものね。

 

これ大事です。私も本当にそう思います。視点をできるだけ宇宙レベルに引き上げられれば、それはもうラッキーなのですが、まあ人間ですからそんなことは出来ません。だとしたら、自分以外の人間力をガンガン使っていくことが、早道ですものね。

 

さて、また明日も2時間講義が予定されております。明日はどんなハイパーレベルの視点に出会えるか、楽しみです。では皆さま、私は今日も煮え煮えの頭でお布団にもぐりこみます。おやすみなさい、良い夢を。

 

「小さな違和感」を大事にするから、手帳術思考はやっぱり楽。

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「小さな違和感のうちに手を打つことは、人生の流れを良くするのねえ」と、相談業務のお仕事をしていると、毎日のように思います。

 

これね、手帳術で私が一番重要視していたことなのです。今日は、手帳術流の思考から透かして見える、人生のトラブルの乗り越え方のお話です。

 

夏は、カカカです。出るのです奴が。

5月に入って、気温が一気に上昇しましたね。そうなると、我が家の周りに出るのです。ヤツが。ええ。昨夜ついに、我が家にも出たのです!

 

寝入りばなにどこからともなく「ぷ~ん」という、かすかな羽音を響かせてヤツが来る。そうです。蚊です。あの小さな音をキャッチすると、家族誰もがガバっと起き上ります。あれほどかすかな音なのに、誰も無視することはできません。面白いなと思います。

 

小さな違和感ほど、実は体に与える影響が大きいのではないかなと、私はひそかに思っています。あまりにもかすかで、気にしないでおこうとしても「え?なんだろうこの違和感」と思ったら、とても寝る事も出来ません。

 

多分ね、日常生活でも同じことが起こっているのだと思います。小さな違和感であればあるほど無視できるように思うのですが、事実は逆。心にとげのように刺さっていることが良くあります。

 

とげは小さなうちに撤去するのが、鉄則です。違和感もできるだけ小さなうちに取り去るのが良いですよ。

 

違和感て、実はだんだん大きくなりやすいのです。この心の不具合って、育っていっている間は人ってなぜか無関心になってしまうようです。そしてもう動かせないほど大きくなってしまった後に、ふとその存在が重しになってしまい、今度は動かせないのに動かそうとするから大事になるという寸法です。

 

例えば相談業務で、いろんな方の様々なお悩みの話を聞いていても、流れが全く同じなのです。人間て誰でもすごい能力があって、必ず自分にとっての違和感をキチンと察知しているようです。蚊と対峙している時の自分と同じです。能力がせっかく備わっているのだから、使った方がいいなと思うのです。

 

小さな違和感のうちにその道のプロに相談するというのは、人生を大きく良い方向へ動かしますよ。客観的に自分の置かれている状況を分析してくれる人に、話の整理を手伝ってもらうといいと思います。

 

どんなにプロに状況整理を手伝ってもらっても、最終的に自分が動かなければ、事態は一つも変わりません。逆に考えれば、自分が何かのアクションを起こせば、大きく事件は動くということなのです。

 

この違和感を排除するために、自分は何が出来るかな? どう行動したら、心のもやもやが消えるかな? と毎回自分に聞いてみてください。

 

人生の流れが悪くなると、想定外の方向から自分が思いもしないほど大きなトラブルが転がってくることがあるようなのです。でもそのお悩みの塊、小さなうちにちゃんと自分の手足を使って踏みつぶしてぺっちゃんこにしておくことは出来るのです。

 

小さな違和感、なにかモスキート音のような人生の軋みを感じたら、即座に手を打ちましょう。すべてをリセットしようとしたり、流れを完全に止めて大掃除しようとすると、実は膨大な時間がかかるか、信じられないくらいお金がかかるか、あるいはその両方必要になるかです。

 

流れをせき止める小さな石を自分の手で拾い上げてしまえばよいのです。違和感に気づく生活が大事ということになりますよね。

 

流れを止めないこと。それが一番人生の荒波を乗りこなす術のような気がします。

手帳術から学んだ、不安思考とおさらばする方法とは

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「どうして私の人生は、こんなに重苦しく不安なのだろう」 

 

専業主婦時代長いこと、この思考から抜け出すことが出来ませんでした。そんな私がある時手帳を使い始める生活をスタートしたことで、ずいぶん人生が変わりました。それ以降、次はどんな人生を創ろうかな! と、心楽しい生活が始まりました。

  

マイナスからスタートしても不安思考を手放すことが出来るのです。今日は不安を克服していくための、手帳術から見た視点を書こうと思います。

 

大事なことは、当社比なんです。そして当社比とは

不安な気持ちでつぶれていたころの私の思考パターンには、すごく特徴があります。なにか新しくて自分が好きな分野の事に手を出すのが怖かったのです。どういう思考パターンだったかというと。

 

◇成功することが怖い

◇人に期待されるのが怖い

◇責任を取ることが怖い

◇もっと孤独になってしまうに違いない

◇成功しないだけでなくて、間違いなく、後ろ指さされる

 

結局は何も具体的に悩んでいなくて、かつ目の前のことにベストを尽くしていないだけの自分がいたのです。「どうせ私なんて○○に違いない」という言葉が、出てしまうわけです。

 

そして恐ろしいことにこの「どうせ私なんて」思考は、自動的に頭の中で繰り返されるレコードでした。どんな行動をする前にも、出来っこないと脳内でささやくわけです。「だって私には実力はないし」です。

 

そのおかげでね、ずいぶん人生を棒にふりましたよ。大学院に今年何とか進学できましたが、これだって25年前からずっと希望していたことだったのです。でも、進学なんてとても無理だと思っていましたものね。

 

変ですよねえ。実力がない状態からスタートするのがスタートなのに、始める前に「実力はないに決まっている」と宣言しているのですから。その根拠はなに? と今の私なら以前のワタシに聞くのですが。

 

きっと根拠なんてないのでしょう。感情だけで返答しているのですものね。この根拠を求める考え方はあらゆる日常生活にかなり使える方法なので、ぜひ覚えておいてください。

 

自分がなにか行動する前に、自分にNOと言ってしまうクセ。これは手放した方が楽ですよね。そういう時に、どういう訓練したらいいと思いますか?

 

これね、まずはやっぱり一度自分の日常をあぶり出す必要があります。どういう行動をして、どういうことが起こった時に自分の中で「全面否定のラジオ放送」が鳴り出すか、知る必要があるのです。

 

ここで手帳が役に立ちました。私は自分の起きている時間で行動できる12時間の使い方が把握できたおかげで、ある事に気がついたのです。

 

何に気がついたかというとね

◇自分には、使える時間があるということ(子供がすでに小学校高学年でした)

◇誰も私の妄想を、「止めとけ」とわざわざ言いに来る人はいないということ

◇人のまねをしてもいいけれども、その人になりきる必要はないということ

◇やりたいことは具体的に計画を立てるということ

 

この中で一番大事なのは、やはり「具体的に」ということです。自分がなにかやりたいいのであれば、「具体的にどう動くか」を計画する必要があるのです。でも不安時代はやってなかったのですね、この具体化をね。

 

私が手帳術時代によく言っていたのが、「具体的な目標を立てよ」です。

 

例えばね。「旅行行きたい、どこでもいいから旅行行きたい」と言い続けている人は実際にはなかなか旅に出る事が出来ないのです。逆に、「次の金環食(日食)はアフリカで起こる」となったら、その時期のその場所でしか見ることが出来ないから、天文ファンならなんとしてでもその場へ到達したくなるでしょう。

 

悩むとしたら、具体的に悩むのです。こういう場合は、じゃあ飛行機の安いルートは?とか、乗り継ぎ時間とか到着地を考えるとこの航空会社がいいかな? とかですね。あるいは、このスーツケースは小さいので、大き目の一つ買うかなとか。

 

不安な時代は、具体的には悩め手はいませんでした。その前提である「そもそも日食は起こるのかどうか」レベルの、漠然とした自分にとってあまりにも具体性のないことで悩んでいましたものね。

 

大事なことは当社比(つまり徹底的に自分のこと)で具体的な案件で、比較するということです。他人との比較は意味がないの。あくまで自分のビフォーアフターの変化を、具体的に徹底的に検証するということです。

 

具体的に自分の行動を考えることが、成功への大きなステップになります。3つポイントがあります。

◇必ず自分の具体的な行動を考えるということ

◇出来ると信じていること(できない前提で考えないということ)

◇小さなステップで、行動を確認していくこと

 

手帳で見える化できることと、この3ポイントは重なっています。必ず自分の手帳は、自分の行動が記入されてくるのですから。そして具体的にチケットを買ったり、やりたい事を人に相談するために、アポイントを取ったりしますよね。必ず自分の行動です。そして大事なことは、事実を記入する手帳であるということです。

 

気持ちの部分はもちろん大切。心の動きの部分はちゃんと手帳内でコーナーを分けて持っている必要はあるでしょうね。でも事実と分けること。ここを混同させていると、なかなか日常が回らないなというのが実感です。

 

そして、行動が上手くいったか行かなかったかは、自分の行動に関しては瞬時に判断できます。(試験の結果なら1か月先に返送だったりしますが、自分の行動がスムーズだったかそうでないかは、自分はわかりますもの)

 

人は、人の心の中を基本読めません。だから、いくらでも自分で「自分の成功」を妄想していてもいいのです。それが必ずスタートになります。誰も妄想を止めに来る人はいません。でも考えだけにとどめておいてはそれこそモッタイナイので、具体的に、根拠ある尺度で自分をチェックしながら行動をしていくことが大事です。

 

時間のあるなしや余裕のあるなしは、手帳など視覚ベースで予定を組んでみると、一瞬で見渡すことが出来ます。私は紙に書いた方がわかりやすいですが、ネット利用もアリですし、その部分はやっぱり当社比ということで自分好み優先でいいと思います。

 

脳の行動の中枢は、左前頭前皮質が司っていると考えられています。この部分はほんと、具体的に考え行動すれば、眠りから覚めて活躍してくれます。そして、小さいステップで行動していけば、たとえ失敗したとしても取り返しつきやすいのです。お料理の時に調味料を一度に加えるのではなくて、少しづつ加える感覚と同じですよ。

 

自分の行動を、自分でチェックしながら行動する。これが当社比という考え方。そしてやってみたことをやるために、今この時間を使うという考え方をしていけば良いのです。

 

具体的思考にしていくためには、やはり「やってみなければわからない」のす。行動を起こしてみて、行動を続けていくうちに、以前とはずいぶん違う思考パターンになっていくと思います。当社比思考の日常を送り始めると、ふと気がつくと不安思考から脱却した自分になっていますよ。

 

脳が活性化する生活を送ることは、たくさんいいことを引き寄せていく生活になると思います。すべては一歩一歩、でも確実な一歩を出す生活へ、シフトしていきましょう。

幸せになるための思考方法は、「ドリフの大爆笑」方式

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さて今日の読者の皆様の中で、ドリフと聞いてすぐ「8時だ!全員集合なのよ~」と思う方、どれぐらいいらっしゃいますかね。

 

ドリフの全員集合のコントが、人生を助けてくれるヒントになると言ったら、驚きでしょうか。今日はハーバード流の心理療法ドリフターズコントのあっと驚く接点のお話をしたいと思います。

 

ハーバード流でドリフをやってみる!

最近大学院で、遺伝子生物学や医学と並行して発達臨床心理も学んでいます。臨床心理系の授業がこれまた面白くて、早く次の回が来ないかなと心待ちにしております。

 

興味が出てきますと人間て不思議なことに、図書館に行っても今までたいして見向きもしなかった心理アプローチ関係の本に、自然と手が伸びるようになります。

 

図書館で拾ってきた本を何冊か読み進めると、以外な事実に突き当たります。ドリフターズの全員集合でやっていたコント、切り替え方式が、まさに不安を希望に変えるレッスンそのままなのです。ええ? ホント? と思いますでしょ。本当です。

 

最近の心理療法は、脳科学でものすごく裏付けがされています。MRIのような医療器具が出来てきたからでしょうね。実は、人は不安を感じ取る脳の部位があって、一度不安に陥ると、見事に次から次へと「危ない、やめとけ、逃げろ」のシグナルを発し続けるのです。

 

不安はやっかいなものなのです。目の前の人のかすかな表情の変化で、自分でも知らない間に不安が伝染していくというシステムのようです。

 

自分がどちらかと言うと「ネガティブ思考」タイプの人間だと思う方。ここで人生を諦める必要はさらっさらありません。ちゃんとトレーニングの方法があるのです。もちろん、使いこなせるまでトレーニングは必要ですが。

 

それこそ「ドリフ方式」、具体的に言いますと「次行ってみよう~!」です。不安のネガティブループに入りそうになったときに、見事に心を切り替えてくれる魔法の言葉。それこそが「次いこ、次!」です。

 

ドリフのコントでよくありましたよね。志村けんのコントがオチを迎えなにかやらかした直後、上から水がざばーっと降ってきたり、でっかいタライがご~んと落ちてくる。そうするといかりやさんが「次いこ!つぎ」と掛け声をかけると、舞台装置ががらがらっと瞬時に入れ替わる。あれです、まさにこの場面です。

 

私もやってみました。この「次行ってみよう、次」作戦、本当に心がぱしっと切り替わります。ポイントは声に出して、自分に聞こえる大きさで言うことです。鮮やかですよその効果。

 

難しいことを書きますとね。(あ、アナタなら難しくないと思いますが)たったこの数語の言葉が耳に届き、脳に伝わって脳がええ? 何だろう? と動き始めることが大事なのです。脳の前頭頭頂葉が言葉の意味を処理しようとして、ぐるぐると回転を始めます。と、そこに血流がば~っと流れましてね、不安な妄想に集中していられなくなるようです。

 

あ、それ以外にも、実は志村とカトちゃんの白鳥ダンス? も、私たちインストラクターから見ると、なんとすごい動きだと思うのです。このダンスを使えば、そりゃ脳も活性化するわなと思わざるを得ません。当時は「見せたくない番組」だったはずですが、いや~なんのなんの、あのダンスやっていた方が明らかに脳活性化して子どもは頭良くなるなと、今の私は分析しております。このダンスについて、もし知りたければぜひ私と会った時に直接お聞きくださいね。

 

普段の生活の中で自分でこころを切り替えるのに、難しいことは一切必要ないのです。ただ「次はこれをやってみよう」と思うだけで、全く心の在り方が変わります。医療的なケアが必要なレベルまで落ちてしまったのなら、もちろん躊躇なく専門家の手を借りてください。そうでなくて、自分が今はわりと幸せなはずなのだけれども、ついネガティブ思考にとらわれてしまうかなという時には、ドリフ作戦は本当に効果的です。

 

「次やってみよう」って考えるのは、本当に良いです。脳に余分な負担がほとんどかかりません。楽しい計画を立てれば表情も明るくなりますし、結果、眉間のたてジワが減りますので、美貌アップです。脳の不安ループが途切れれば、体の動きも軽やかになりますので、当然ダイエットも楽になってくるでしょう。そう考えると、ドリフのコントはいろいろな意味で偉大だったなと思いますよ。

 

笑う門には福来るは、真実ですものね。私も、この次の旅行の計画を考え始めただけで、一度に心がウキウキしだしましたもの。実は私ここ数か月沈んだ気持ちだったのです。息子ちゃんがもう家族旅行拒否宣言出してるのでね。旅行こそが結婚後の私の人生の最大の楽しみだったのです。とても沈んだ気持ちだったのですが、この「次いこ、次」作戦を自分にしてみたら、あれあれと言う間に突破口発見。

 

そうなのですよ、息子ちゃんは自分がしたいコトがあるし、だいたいもう親といるより友達といる方が楽しいでしょう。それを親としては応援すればいい。私たちがそのムーブメントに引っ張られる必要はないわけです。

 

ふふふ、ならば彼を大都市のどこかの夏期講習にでも突っ込んどいて、私たちはぴょいっと旅立てばよいのです。あるいは、彼が本当にやりたい事のための計画を立てて、それを応援できるような私たちのポジションを探せばよいだけなんですよね。来てくれないとさめざめと泣く親より、健全です。なんだ~悩む必要はなかったなです。誰にとってもウィンウィンな計画は立てられるのですものね。もちろん、本当に可能かどうか実現できるのかはまだ未知数です。でも、計画を立てて妄想旅行している分にはコストゼロです。

 

コストゼロ。すごく有効! さてドリフ作戦、アナタにとって有効かどうかぜひお試しくださいませ。ご報告お待ちしておりますよ。

幸せになるための思考方法は、「ドリフの大爆笑」方式

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さて今日の読者の皆様の中で、ドリフと聞いてすぐ「8時だ!全員集合なのよ~」と思う方、どれぐらいいらっしゃいますかね。

 

ふっふっふ。浮かんだあなたは、私と同類の昭和な人ですね。ウェルカム昭和びと~。あ、逃げないで。今日の話は聞いてソンはありませんから是非お立ち寄りください。

 

ハーバード流でドリフをやってみる!

最近大学院で、遺伝子生物学や医学と並行して発達臨床心理も学んでいます。(この一週間は連休と基幹大学の学園祭だとかでお休みなのですが。)臨床心理系の授業がこれまた面白くて、早く次の回が来ないかなと心待ちにしております。

 

興味が出てきますと人間て不思議なことに、図書館に行っても今までたいして見向きもしなかった心理アプローチ関係の本に、自然と手が伸びるようになります。

 

図書館で拾ってきた本を何冊か読み進めると、以外な事実に突き当たります。ドリフターズの全員集合でやっていたコント、切り替え方式が、まさに不安を希望に変えるレッスンそのままなのです。ええ? ホント? と思いますでしょ。本当です。

 

最近の心理療法は、脳科学でものすごく裏付けがされています。MRIのような医療器具が出来てきたからでしょうね。実は、人は不安を感じ取る脳の部位があって、一度不安に陥ると、見事に次から次へと「危ない、やめとけ、逃げろ」のシグナルを発し続けるのです。

 

不安はやっかいなものなのです。目の前の人のかすかな表情の変化で、自分でも知らない間に不安が伝染していくというシステムのようです。

 

自分がどちらかと言うと「ネガティブ思考」タイプの人間だと思う方。ここで人生を諦める必要はさらっさらありません。ちゃんとトレーニングの方法があるのです。もちろん、使いこなせるまでトレーニングは必要ですが。

 

それこそ「ドリフ方式」、具体的に言いますと「次行ってみよう~!」です。不安のネガティブループに入りそうになったときに、見事に心を切り替えてくれる魔法の言葉。それこそが「次いこ、次!」です。

 

ドリフのコントでよくありましたよね。志村けんのコントがオチを迎えなにかやらかした直後、上から水がざばーっと降ってきたり、でっかいタライがご~んと落ちてくる。そうするといかりやさんが「次いこ!つぎ」と掛け声をかけると、舞台装置ががらがらっと瞬時に入れ替わる。あれです、まさにこの場面です。

 

私もやってみました。この「次行ってみよう、次」作戦、本当に心がぱしっと切り替わります。ポイントは声に出して、自分に聞こえる大きさで言うことです。鮮やかですよその効果。

 

難しいことを書きますとね。(あ、アナタなら難しくないと思いますが)たったこの数語の言葉が耳に届き、脳に伝わって脳がええ? 何だろう? と動き始めることが大事なのです。脳の前頭頭頂葉が言葉の意味を処理しようとして、ぐるぐると回転を始めます。と、そこに血流がば~っと流れましてね、不安な妄想に集中していられなくなるようです。

 

あ、それ以外にも、実は志村とカトちゃんの白鳥ダンス? も、私たちインストラクターから見ると、なんとすごい動きだと思うのです。このダンスを使えば、そりゃ脳も活性化するわなと思わざるを得ません。当時は「見せたくない番組」だったはずですが、いや~なんのなんの、あのダンスやっていた方が明らかに脳活性化して子どもは頭良くなるなと、今の私は分析しております。このダンスについて、もし知りたければぜひ私と会った時に直接お聞きくださいね。

 

普段の生活の中で自分でこころを切り替えるのに、難しいことは一切必要ないのです。ただ「次はこれをやってみよう」と思うだけで、全く心の在り方が変わります。医療的なケアが必要なレベルまで落ちてしまったのなら、もちろん躊躇なく専門家の手を借りてください。(医師とか心理士の方々はそのために修行積んでいらっしゃいますので)そうでなくて、自分が今はわりと幸せなはずなのだけれども、ついネガティブ思考にとらわれてしまうかなという時には、ドリフ作戦は本当に効果的です。

 

「次やってみよう」って考えるのは、本当に良いです。脳に余分な負担がほとんどかかりません。楽しい計画を立てれば表情も明るくなりますし、結果、眉間のたてジワが減りますので、美貌アップです。脳の不安ループが途切れれば、体の動きも軽やかになりますので、当然ダイエットも楽になってくるでしょう。そう考えると、ドリフのコントはいろいろな意味で偉大だったなと思いますよ。

 

笑う門には福来るは、真実ですものね。私も、この次の旅行の計画を考え始めただけで、一度に心がウキウキしだしましたもの。実は私ここ数か月沈んだ気持ちだったのです。息子ちゃんがもう家族旅行拒否宣言出してるのでね。旅行こそが結婚後の私の人生の最大の楽しみだったのです。とても沈んだ気持ちだったのですが、この「次いこ、次」作戦を自分にしてみたら、あれあれと言う間に突破口発見。

 

そうなのですよ、息子ちゃんは自分がしたいコトがあるし、だいたいもう親といるより友達といる方が楽しいでしょうし。それを親としては応援すればいい。私たちがそのムーブメントに引っ張られる必要はないわけです。

 

ふふふ、ならば彼を大都市のどこかの夏期講習にでも突っ込んどいて、私たちはぴょいっと旅立てばよいのです。なんだ~悩む必要はなかったなです。誰にとってもウィンウィンな計画は立てられるのですものね。もちろん、本当に可能かどうか実現できるのかはまだ未知数です。でも、計画を立てて妄想旅行している分にはコストゼロです。

 

コストゼロ。すごく有効! さてドリフ作戦、アナタにとって有効かどうかぜひお試しくださいませ。ご報告お待ちしておりますよ。